イマコト

最新の記事から注目のキーワードをピックアップ!

Article Detail

ウェザーニューズ、2011年「酸性雨調査」の結果を発表

2011-09-10

ウェザーニューズ、2011年「酸性雨調査」結果発表
全国的に過去5年で酸性度が減少傾向に
〜過去5年で最も酸性度が高かったのは大阪府、低かったのは岩手県という結果に〜


 株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、6月〜8月の間に、全国5,000人が調査に参加した「酸性雨調査」の結果を発表しました。「酸性雨調査」は、1年の中でも雨の多い6月〜8月の間で雨が降った日に当社が配布をしたpH試験紙を用いて酸性度を調査し、その結果を報告してもらう取り組みです。今年は、過去5年の酸性度の結果を振り返り、都道府県別に酸性度の傾向をまとめました。本調査結果は、ウェザーニューズの携帯サイト「ウェザーニュース」とスマートフォンアプリケーション「ウェザーニュースタッチ」で公開すると共に、今後、環境問題に向き合っていく上で活かしていく予定です。

 ※酸性度調査結果の参考画像は添付の関連資料を参照


◆全国的に過去5年で酸性度が減少傾向に
・過去5年で酸性度が最も高かったのは大阪府、最も低かったのは岩手県近年、環境問題の一つとして、雨の酸性度が問題視されています。ウェザーニューズでは、7年前からウェザーリポーターと雨の酸性度の調査を行い、その変化を追っています。調査の方法は、降雨があった際に、事前に配布したpH試験紙を用いた酸性度の調査の実施を呼びかけ、期間中に2回測ってもらったデータの平均値を算出しました。今年は、過去5年(2008年〜2011年)の結果と今年の酸性度の値にどのような変化が生じているかを調査するため、都道府県別に酸性度を調査しました。その結果、過去5年に比べ、今年は酸性度が低くなっている県が36県に及び、全国的に酸性度が低下している傾向にあることがわかりました(※)。全国平均で見ても、過去5年平均のpH5.69に対し、今年はpH5.74と酸性度が低くなっています。また、生物の生存に影響が出始めると言われるpH5.2以下の値を示す都道府県はなく、酸性雨による影響が小さくなっていることが明らかになりました。エリア別に見てみると、今年の九州北部を中心に過去5年平均より酸性度が低くなりました。また、日本海側も全体的に過去5年平均より酸性度が低い傾向にありました。これは、一人ひとりの環境問題やエコに対する意識が高まった結果なのかもしれません。一方で、すべての報告を一つずつ見てみると、pH5.2以下の強い酸性度を示す報告は全体の10%に上り、昨年より2%多くなっていました。大阪府富山県は、過去5年平均の値がpH5.6より低く、酸性を示す値になり、今後も酸性度の変化に注目する必要がありそうです。全国的な改善傾向は見られたものの、引き続き、一人ひとりが雨の酸性度に対しての意識を高く持ち、環境問題を考えていくことが求められます。


*)pH値は、低いほど酸性度が高く、高いほど酸性度が低いことを意味します。(pH5.7以上:酸性雨でない pH5.3〜5.6:比較的酸性度が低い酸性雨 pH5.2 以下:生物の生存に影響が出始めると言われている酸性雨)


※主要都道府県の酸性度傾向グラフなどは添付の関連資料を参照

Related Contents

関連書籍

  • 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    詩歩2013-07-31

    Amazon Kindle版
  • 星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    前田 徳彦2014-09-02

    Amazon Kindle版
  • ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    大久保 明2014-08-12

    Amazon Kindle版
  • BLUE MOMENT

    BLUE MOMENT

    吉村 和敏2007-12-13

    Amazon Kindle版