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エス・バイ・エル、より省施工・短工期化を実現した新構法「SxL構法 EXP型」を開発

2011-08-31

“ずっと強い”という特徴をより進化させた新構法「SxL構法 EXP型」を開発

環境負荷の低減を本格化! 9月1日(木)より導入開始〜


 エス・バイ・エル株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:荒川俊治、以下「エス・バイ・エル」といいます。)は、エス・バイ・エルの「木質パネル一体構法」におきまして、工業化率を著しく向上させ、より省施工・短工期化を実現した新構法「SxL構法 EXP(EXPAND)型」を開発し、9月1日(木)より、一部の住宅に導入開始致します。
 また、今回の新構法開発に伴い、「木質パネル一体構法」の名称を、「SxL構法」に変更し、現行の構法を、「SxL構法 エス・バイ・エルΣ型」と致します。
 「SxL構法」とは、社名を冠にする一方で、エス・バイ・エルの構法の最大の特徴である、片面接着パネルと壁体内換気システムの組み合わせによって実現する、日本の風土気候に適した“ずっと強い住まい”を、「Strong x Long」として表しています。

 「SxL構法」は、「木質パネル一体構法」の総称であり、現行構法で自由設計に適した【エス・バイ・エルΣ】と、新たに開発した、規格住宅に適した【EXP型】の2つのタイプから成ります。

 この度開発した新構法「SxL構法 EXP型」は、木質パネルの高い剛性を余すところなく建物全体へ活かし、構法コンセプトである「Strong(強い) x Long(長い)」の“ずっと強い”というエス・バイ・エルの住まいの特徴を、より進化させました。研究開発では、「環境負荷の低減」、「住まいの長寿命化」、「設計システムの効率化」、「現場条件に応じた生産性追求」に取り組み、木質パネルによる「硬くて」「軽い」構法を実現しました。これは、数百年に一度程度という、極めて稀に発生する地震の更に1.5倍の力に対しても、倒壊・崩壊しない構法です。
 開発には、想定される全てのシチュエーションに対し検証を行い、場所毎に最適な構造材や組み方を設定し、構造躯体のスリム化を行ったことで、22%の構造躯体部品点数の削減に繋がり、建て方工期を、約40坪で、3日から2日に短縮可能としました。また、伸び縮みしにくい木質素材というこれまでと変わらない特徴を活かし、工場でのミリ単位加工を行って、建築現場段階では高い精度の構造体を組むことで、設計通りの強度を実現します。更に、防腐防蟻に強い国産「芯持ちヒノキ」を1階床パネルの一部に採用する他、通気経路を単純化することで、壁体内換気能力を16.7%改善し、内部結露による腐朽を最低限に抑えることで、耐久性をより高めました。加えて、2.3t−CO2/戸(杉の木換算:約4.6本分)の住宅一生涯CO2の削減にも成功致しました。
 第一段階として、「SxL構法 EXP型」は、9月1日(木)より一部の住宅に導入を開始し、将来的には、「SxL構法 EXPフリー型(仮称)」と「SxL構法 EXP狭小3階型(仮称)」を追加し、今後、段階的にエス・バイ・エルの全商品に導入予定です。

 今後もエス・バイ・エルでは、最も歴史の長い住宅メーカーとして、様々な技術革新を行うと共に、“エス・バイ・エルらしさ”をご提案し、お客様に、より高いご満足を頂けるよう、一層努力して参ります。


◇「SxL構法 EXP型」参考写真
 ※添付の関連資料を参照


【「SxL構法」 概要】
■構法名称:「SxL構法」

■認定区分:
・【エス・バイ・エルΣ】(現行構法)
 自由度の高い構造の仕組みをベースに、木質接着パネルの構造強度を活かした構法。
 非常に精度の高い限界耐力計算により、構造強度を広範囲で担保された構法。プラン対応力が高く、汎用性にも優れる。
・【EXP型】(新構法)
 木質接着パネルそのものの強度を基に、保有水平耐力計算で構造検討を行い、構造部材配置に邸別に最適化する構法。特に規格プランにおいては、最適化設計によるコストパフォーマンスが高く、品質安定力、短工期に優れる。

■「SxL構法 EXP型」の主な特徴 :
・構造躯体のスリム化
 構造躯体のスリム化により工期の短縮(建て方工期を、約40坪で、3日から2日に短縮)、空間の拡張を実現。また、屋根構面を固めることで、勾配天井の設置も容易。
・木質素材を使用
 伸び縮みしにくい木質素材を使用し、ミリ単位での工場加工を行うことで、より高い精度で隙間のない構造体が組まれ、設計通りの強度を発揮する住まいを創造。躯体単位重量強度は21%アップ。
・最適な構造材や組み方を検証
 開発の取り組みとして、想定される全てのシチュエーションに対して検証を行い、場所毎に最適な構造材や組み方を設定。複雑さを排除しシンプルながら可不足のない強さを実現。構造躯体部品点数の22%削減に繋がり、2.3t−CO2/戸(杉の木換算:約4.6本分)の住宅の一生涯CO2の削減にも貢献。
・国産「芯持ちヒノキ」の使用
 防腐防蟻に強い国産「芯持ちヒノキ」を1階床パネルの一部に採用し、耐久性を強化。
・「910シングルモジュール」採用
 「ダブルグリッド」から「910シングルモジュール」に変更し、通気経路を単純化することで、内部結露による腐朽を最低限に抑える壁体内換気能力も16.7%改善。

 強さ・・・躯体単位重量強度が21%アップ/構造躯体で730kg 棟軽量化
 省施工・・・構造躯体部品点数が22%削減
 環境・・・2.3t−CO2/戸(杉の木換算:約4.6本分)の住宅一生涯CO2の削減
 耐久性・・・壁体内換気能力が16.7%アップ

■住宅性能表示制度に基づく性能評価 :
・構造の安定
 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)           等級3(最高等級)
 耐震等級(構造躯体の損害防止)            等級3(最高等級)
 耐風等級(構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止)  等級2(最高等級)
 耐積雪等級(構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止) 等級2(最高等級)
・劣化の軽減
 劣化対策等級(構造躯体等)               等級3(最高等級)
・温熱環境
 省エネルギー対策等級                   等級4(最高等級)
※主に構造躯体の性能に影響する項目の抜粋。
※建築地域、プランによって、標準仕様以外の対応が必要な場合あり。

■導入開始日:平成23年9月1日(木)

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