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マスプロ電工、SDエンコーダー内蔵のOFDM変調器「SDEC2MD」を発売
館内自主放送システムのラインナップ充実
超廉価版!SDエンコーダー内蔵OFDM変調器を新発売!
アナログ変調器の置換えが従来機種より超低価格で可能
マスプロ電工は,学校や病院,ホテル,企業,官公庁などの自主放送を市販の地上デジタル放送対応のテレビやチューナーなどで視聴できる,SDエンコーダー内蔵OFDM変調器SDEC2MDを10月下旬から発売します。(1チャンネル(6MHz)の伝送帯域の中に,1つのSD番組を送出)
SDEC2MDは,徹底的なコスト削減と機能の見直しの結果,従来の当社SDエンコーダーとOFDM変調器で構成したシステムと比較し,大幅な低価格化を実現しました。超廉価版でありながら,映像アナログ入力には,VHSビデオのように映像品質が低い番組素材の映像信号を補正するTBC(※1)を搭載していますから,安定した映像配信ができます。
映像・音声入力端子は,既存のアナログ変調器と同じRCAピンジャックですから,現在使っているシステムをデジタル化するのに最適です。また,SDエンコーダーとOFDM変調器を19インチラックハーフサイズの筺体に収容していますから,据置き設置スペースが少なくて済みます。
マスプロ電工は,放送素材や番組数,予算に合わせて最適なシステム構築を可能にする,館内自主放送用OFDM変調器のラインナップを充実させることにより,館内自主放送のデジタル化をサポートしていきます。
※1 Time Base Corrector映像信号の揺らぎを補正する装置。
(すべての入力信号の使用を保証するものではありません)
*製品画像は添付の関連資料を参照
〔SDEC2MD〕
外観寸法:44(H)×210(W)×340(D)mm
質量(重量):約3kg(付属品を含まず)
製品名:SDエンコーダー内蔵OFDM変調器
型式:SDEC2MD
月間販売予定数:100台
■開発の背景と意図
現在,学校や病院,ホテル,企業,官公庁などで館内自主放送のデジタル化が進む中,機器の設置スペースを広げることなく,安価に,既存のビデオデッキやDVDプレーヤーなどの自主放送素材を,そのままデジタル放送受信システムで活用したいとの声が市場より寄せられていました。
このような声にお応えするため,省スペース化,徹底したコスト削減と機能の見直しによる低価格化を目標に,SDエンコーダーとOFDM変調器を一体化したSDEC2MDを開発しました。
<システム例>
*添付の関連資料を参照
■主な特長
●TBC搭載
映像アナログ入力に,TBC(※2)を搭載していますから,ビデオテープの伸びや回転ヘッドの走行ムラによって生じる映像信号の揺らぎを補正して,安定した映像配信ができます。
●簡易タイムサーバーを搭載
簡易タイムサーバーは,地上デジタル放送(ワンセグ)の受信や,外部のNTP(※2)サーバーと接続することにより,正確な時刻情報を維持し,簡易EPGの作成に必要な時刻情報を生成します。
※2 Network Time Protocol ネットワークを使ってコンピューターの時計を正確に保つための通信方式。
●簡易EPG対応
簡易EPG作成・送出機能を搭載していますから,テレビ番組表(EPG)に自主放送の番組内容を表示させることができます。
簡易EPGの設定は,パソコンのWebブラウザーを使用して行います。
<簡簡易EPG画面イメージ>
*添付の関連資料を参照
●Webブラウザーによる「かんたん設定」
パソコンのWebブラウザーから「かんたん設定」画面を開き,機器を使うために必要な,放送ネットワークや簡易EPGの設定ができます。