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中外製薬、富士御殿場研究所のRDF焼却施設の焼却灰などの放射性物質測定結果を発表
中外製薬 富士御殿場研究所における
RDF焼却施設の焼却灰等の放射性物質測定結果について
中外製薬株式会社[本社:東京都中央区/社長:永山 治](以下、中外製薬)富士御殿場研究所(静岡県御殿場市)は、地域貢献を目的として、御殿場市・小山町広域行政組合(以下、同組合)が運営するRDFセンターより、一般ゴミから成形された固形燃料であるRDFチップを購入し、専用の蒸気発生ボイラ(以下、RDFボイラ)にて燃焼し、その蒸気を設備の稼動に必要なエネルギーとして利用しております。今般、基準値を大きく下回る値ではあるものの、RDFチップの焼却灰より放射性セシウムが検出された旨の報告を同組合より受けましたのでお知らせします。
本年6月、東京都内の一般廃棄物焼却施設の飛灰(ばいじん)から高濃度の放射性セシウム(セシウム134および137)が検出されたことを受け、国から静岡県を含む15都県内の市町村に一般廃棄物処理施設における焼却灰中の放射性セシウムを測定することが要請されました。
これにともない、同組合は7月に自主的な対応としてRDFチップの主要な使用先である中外製薬 富士御殿場研究所のRDFボイラ焼却灰の分析を行いました。その結果、焼却灰中の放射性セシウム濃度は下表の通りであり、埋立基準値(8,000Bq/kg 以下)を大きく下回っていました。
現在、中外製薬ではRDFボイラの稼働を停止しており、今後の稼働の有無について同組合と協議を行っております。
【測定結果】(Bq/Kg)
Cs−137 Cs−134 セシウム総量
焼却灰 120 110 230
飛灰 230 210 440
(試料採取日:7月8日)
以上