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北陸電力、富山新港火力発電所石炭1号機をリプレースしLNGコンバインドサイクル発電を導入
富山新港火力発電所におけるリプレース計画
(LNG火力の導入)について
当社は、このたび富山新港火力発電所石炭1号機をリプレースし、LNG(液化天然ガス)を燃料とするコンバインドサイクル発電を導入することとしましたので、お知らせいたします。
富山新港火力発電所石炭1号機(25万kW)は、昭和46年に石油火力ユニットとして運転を開始し、昭和59年には石油から石炭へ燃料転換を行い、当社のベース電源の一つとして安定的に運転してまいりました。しかしながら、当社で一番古い石炭火力ユニットであり、新鋭石炭火力ユニットに比べて、熱効率が劣り、運用性が悪いことから、今回リプレースすることとしました。
リプレースにあたっては、エネルギーセキュリティ、環境特性、経済性などを総合的に評価し、LNGコンバインドサイクル発電を導入することとしました。これにより、一層の電源多様化を図るとともに、更なるCO2排出量削減により低炭素社会の実現に貢献するものと考えています。
また、今回のリプレースにあわせて、同火力発電所2号機(石油:50万kW)について、従来の重油・原油に加えてLNGにも対応できるよう燃焼装置を改造いたします。
今後、地元の皆さまおよび関係各所のご理解・ご協力をいただきながら計画を進めてまいります。
【概要】
1.建設地点 :富山新港火力発電所(富山県射水市堀江千石)
2.主要設備
(1)LNG基地:LNGタンク、LNG付帯設備(気化設備等)ほか
(2)LNG1号機(石炭1号機のリプレース):
40万kW級LNGコンバインドサイクル発電設備×1機
3.主要工程(目途)
(1)LNG1号機
1)着工時期 :平成27年度
2)運転開始時期:平成30年度
※環境アセスメント手続きの開始は来春頃を予定
(2)石炭1号機
1)廃止時期 :平成29年度
以 上
添付資料:富山新港火力発電所の概要