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矢野経済研究所、パチンコ関連機器市場に関する調査結果を発表
パチンコ関連機器市場に関する調査結果 2011
調査要綱
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のパチンコ関連機器市場の調査を実施した。
1.調査期間:2011年5月〜7月
2.調査対象品目:パチンコ機・パチスロ機等の遊技機、周辺機器
3.調査対象企業:パチンコ機メーカー、パチスロ機メーカー、周辺機器メーカーなど
4.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e−mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用
<パチンコ関連機器市場とは>
パチンコ関連機器市場とは、パチンコ機市場、パチスロ機市場、周辺機器市場の総称である。また、周辺機器市場とは、ホールコンピューター、玉補給機器などのホール内の設備機器の市場の総称である。
調査結果サマリー
◆2010年度のパチンコ関連機器の市場規模は1兆3,241億円、前年度比96.6%
2010年度のパチンコ関連機器の市場規模は1兆3,241億円となり、前年度比で96.6%のマイナス成長となった。市場全体の6〜7割のシェアを占めるパチンコ機市場の大幅な縮小を筆頭に、パチンコ機に付随する製品全般の不調が市場規模を押し下げる主要因となった。
◆風向きは一変、パチンコ機市場は大幅減 パチスロ機市場は前年度比126%の大幅回復
遊技機規則改正の影響から、2007年度以降は一貫してパチンコ好調、パチスロ不調のトレンドが継続していた。しかし、今回の調査結果では2010年度のパチンコ機市場は前年度比90.0%の8,869億円、一方のパチスロ機市場は前年度比126.9%の2,867億円となり、風向きは一変した。規則改正以降にパチンコ機市場は拡大し続けたが、過剰供給の感は否めず、2010年度はパチスロ機への揺り戻しが起こった。
◆遊技機の動向に左右された周辺機器市場、縮小傾向は依然として脱せず
2010年度の周辺機器市場は、前年度比94.6%の1,505億円となった。2005年度以降、一貫して縮小トレンドに陥り、販売契機となるパチンコホールの新規出店の鈍化が常態化するなか、回復の糸口は見えていない。なお、2010年度はパチンコ機に付随する玉補給システム市場、台間玉貸機市場は軒並み前年度割れを起こし、一方、好調なパチスロ機に付随するメダル補給システム市場、台間メダル貸機市場は前年度比200%以上の大幅回復となった。
資料発刊
資料名: 「2011年版 パチンコ関連メーカーの動向とマーケットシェア」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C53106600
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