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豊田通商とエレマテック、資本・業務提携契約を締結

2011-08-04

豊田通商株式会社およびエレマテック株式会社の資本業務提携契約締結のお知らせ


 豊田通商株式会社(以下「豊田通商」といいます。)およびエレマテック株式会社(以下「エレマテック」といいます。)は、平成23年8月1日開催の両社の取締役会決議に基づき、資本業務提携契約(以下「本契約」といいます。)を締結いたしました。今後、公開買付け(以下「本公開買付け」といいます。)により、豊田通商によるエレマテックの議決権の過半数の取得を目指してまいります。なお、豊田通商エレマテックは、本公開買付けの成立後においても、エレマテックの株式の上場を維持する方針を両社の共通認識としております。
 本公開買付けにつきましては、国内外の競争法に基づき必要な手続および対応を終えること等の条件が充足された場合、速やかに実施致します。なお、国内外の競争法当局における手続等には一定の時間がかかることが予想されますので、進捗状況につきましては、遅くとも平成23年10月末を目処にお知らせする予定です。


                      記

1.資本業務提携の理由
 豊田通商は、昭和23年に「日新通商」として設立され、トヨタグループの商社として自動車関連事業を中心に着実に成長を遂げてまいりました。平成18年には自動車分野以外の多彩な事業展開を背景に幅広い顧客層を持つ総合商社の株式会社トーメンと合併し、両社のシナジーを最大限に発揮しながら、総合商社として幅広い事業分野で豊かな社会の実現に向けた取り組みを展開しています。中でも重要な戦略事業の一つに位置付けているエレクトロニクス分野では、半導体代理店ビジネスをメインとする株式会社トーメンエレクトロニクス(東証一部上場)、株式会社トーメンデバイス(東証一部上場)および株式会社豊通エレクトロニクス(非上場、100%子会社)、電子部品ビジネスをメインとする株式会社トムキ(非上場、100%子会社)など電子デバイス取扱いグループ会社を有し、電子デバイス関連事業において連結ベースで約4,500億円(平成23年3月期ベース)の売上規模を誇っており、電子デバイス商社グループとしては日本では最大手のプレーヤーです。
 また、システム構築およびシステムインフラ構築を担当する株式会社豊通シスコムや、携帯電話端末販売を担当する株式会社TDモバイルなどのグループ会社を含めると、売上規模約5,500億円となり、エレクトロニクス関連事業は豊田通商の中核事業分野の一つとなっています。これまで、豊田通商グループのエレクトロニクス関連事業は、半導体・電子部品関連事業をメインとして、日系電機セットメーカーや日系自動車メーカーの成長とともに取扱いを拡大してきました。一方で、豊田通商グループの長期経営方針である、自動車分野で培った機能、ノウハウを横展開することにより、自動車分野以外の事業とのシナジーを創出し「第2、第3の柱」を育成・確立するという方針に従い、今後の新たな価値創造とさらなる飛躍に向けて半導体・電子部品関連のみならず、他のエレクトロニクス関連事業での更なる事業の拡大が必要と考えております。

 エレマテックは、昭和22年4月に電気絶縁材料等の販売を目的に「高千穂電気株式会社」として設立された独立系エレクトロニクス商社で、現在は、液晶、携帯電話、TV向け等のカスタマイズした電気・電子材料等の販売を行っております。顧客数4,800社、仕入先数4,600社と幅広い営業基盤を持ち、国内外55拠点のネットワークを生かし、日本国内および中国アジア地域を主に、北米および東欧でもビジネスを展開しております。また、平成21年10月に、従来手薄であった関西系顧客をメインとする大西電気株式会社との合併により「エレマテック株式会社」に社名変更し、その経営基盤をより強固なものに固めております。一方、エレマテックの主要顧客である日系エレクトロニクスメーカーは、グローバルな競争に勝ち抜く製品を製造するために、より高性能な部材の調達を行い、更に、組み立てコストと輸送コストを掛け合わせた最適な製造拠点を確保する等の施策を次々に行っております。そのような状況下において、エレマテックとしても、より高度化していく顧客の様々な要望にこたえるため、そして、海外エレクトロニクスメーカーや海外EMSメーカーへの販売を拡大する上で、迅速かつ効率的なグローバル展開、商品提案力の強化、商権を獲得するための投融資等の施策をタイムリーに行っていく必要性を強く認識し、これらを早期に実現し得る新たなビジネスパートナーを探しておりました。また、高度なエレクトロニクス化が進んでいる自動車業界は、エレマテックにとって大きな成長分野であることから、そこにいち早くビジネスを展開していく必要性も強く認識しておりました。
 元来、技術革新のスピードが速く、顧客ニーズが多様化しているエレクトロニクス業界では、昨今の世界経済の急激な変動の中で、情勢の変化が一層加速しております。このような状況の中で、豊田通商グループにおいては、豊田通商グループにエレマテックを迎え入れ、業務提携を行うことで営業面でのシナジーが期待できると考え、エレマテックとの間で、平成23年4月頃から資本および業務提携について具体的な協議を開始し、その後継続してまいりました。その結果、エレマテックが、豊田通商グループと関係が深い自動車関連、アミューズ関連および半導体関連向けの拡販を今後の成長戦略としていることから、豊田通商グループとのシナジー効果が高く、さらに両社は取扱い製品および販売ルートに関する強い補完関係を有し、技術や人材の交流によりお互いの強みを生かすことで、顧客へのサービスの拡充を図ることが可能であるとの共通認識に至りました。
 そして、上記協議を通じ、エレマテックが当面の間上場会社としての地位を継続し、上場会社として経営の自主性を維持する意向があることを勘案しつつ、豊田通商およびエレマテック双方の企業価値の向上を図ることを目的として、平成23年8月1日付けで本契約を締結致しました。


※以下、資本業務提携の内容などは添付の関連資料を参照

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