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J.D.パワー、「2011年米国自動車商品魅力度(APEAL)調査」結果を発表

2011-08-02

厳しい市況に対し、米国自動車市場は史上最高の魅力的な新車ラインアップ
2011年米国自動車商品魅力度(APEAL)調査

 ※本報道資料は日本時間7月27日23時に米国で発表された資料を日本国内向けに編集したものです。



 CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である株式会社J.D.パワー アジア・パシフィック(本社:東京都港区、代表取締役社長:アルバート ラパーズ、略称:J.D.パワー)は、2011年米国自動車商品魅力度調査(Automotive Performance, Execution and Layout、略称APEAL)の結果を発表した。

 当調査は、米国の新車所有者を対象に、乗用車およびライト・トラックを購入もしくはリース契約してから90日後の車の性能、デザイン、装備、仕様などに関する商品魅力度について、10カテゴリーに分類される80以上の項目に対するユーザー評価を調べるものである。16回目となる今年は2011年2月から5月にかけて調査を実施し、2011年型を購入・リース契約した73,000人以上から回答を得た。

 当調査は6月24日に今年の結果を発表した米国自動車初期品質調査(IQS)と対をなすものである。初期品質調査では新車の購入・リース契約後の90日間における不具合をユーザーに指摘してもらうのに対し、魅力度調査は同一期間にその車にどの程度満足しているかを調べている。


◆BMWとダッジが3セグメントで、フォードとホンダが2セグメントでトップ◆

<商品魅力度は史上最高を記録>
 2011年のAPEAL スコアの業界平均は1,000ポイント満点中781ポイント(2010年は778ポイント)となり、1996年の当調査開始以来の最高ポイントとなった。さらに、近年市場投入された新型モデルやフルモデルチェンジ車の魅力度が従来モデルを大幅に上回った。その差は2009年10ポイント、2010年18ポイントであったが、今年は29ポイントとなり2年連続して差が拡大した。近年市場投入された車両のユーザーにおいて、車両のスタイリングと燃費に対する評価が高かったことが改善の一因である。

 J.D.パワー・アンド・アソシエイツ(J.D.パワー アジア・パシフィックの米国本社)のグローバル・ビークル・リサーチのバイスプレジデント、デーヴィッド・サージェントは「この数年間、自動車業界は痛手をこうむってきた。しかしながらそのような状況においても、自動車メーカー各社は、店頭で顧客を獲得することこそが厳しい競争を生き残り、最終的に成功を収める唯一の事実であるということを忘れてはいなかった。魅力度の高い商品を提供することは、成功するための基本的な手段のひとつである」と述べている。


<商品魅力度と初期品質>
 J.D.パワー・アンド・アソシエイツが6月に結果を発表した2011年米国自動車初期品質調査(IQS)で、新型モデルとフルモデルチェンジ車は平均して従来モデルよりも不具合が多いことがわかった。その一方で、2011年APEAL調査では、同じ車両が顧客の求めているスタイリング、性能、装備を提供している傾向が強いことが分かった。

 「品質というコインには、うまくいく面といかない面の両面がある。両者とも非常に重要であり、両者の評価が高い自動車は推奨意向も高くなり、引いてはブランドに対するロイヤルティも高くなる。概して、消費者は初期品質も魅力度も高い自動車に高いお金を出すことを厭わない」(サージェント)


<セグメント別ランキングおよびブランド別ランキング>
 今年のセグメント別ランキングでは、BMWとダッジが3つの該当セグメントでトップだった。第1位となったBMWのモデルはX3、Z4・ロードスター、5シリーズで、ダッジのモデルはチャレンジャー、チャージャー、デュランゴだった。チャージャー、デュランゴ、X3、5シリーズは2011年型フルモデルチェンジ車である。フォードとホンダは2つの該当セグメントでトップだった。第1位となったフォードのモデルは新型車のフィエスタ、F−150・LD、ホンダのモデルはリッジライン、フルモデルチェンジ車のオデッセイだった。

 他に第1位となったモデルは、シボレー・ボルト、ヒュンダイ・エクウス、ランドローバーレンジローバー、レクサス・IS、ミニ・カントリーマン、日産・アルマーダ、ポルシェ・カイエン、サイオン・xB、スズキ・キザシ、フォルクスワーゲン・GTIだった。これらのうち、カントリーマン、エクウス、ボルトは新型車、カイエンはフルモデルチェンジ車である。2011年のセグメント別ランキングで、ヒュンダイ・エクウスが調査対象となったモデルの中で最も高いAPEAL スコアを獲得した。BMW・7シリーズ、レクサス・LS、メルセデス・ベンツ・S クラス以外のモデルが最高APEAL スコアを獲得したのは今年の調査が初めてである。

 3つのモデルが、2011年APEAL調査と2011年自動車初期品質調査(IQS)の両調査の該当セグメントで第1位を獲得した。それらのモデルはダッジ・チャレンジャー、フォード・F−150・LD、ホンダ・リッジラインである。

 ブランド別ランキングでは、7年連続でポルシェが第1位となった。昨年に比べて今年最も向上したブランドはヒュンダイだった。また、ジープとクライスラーも大幅な向上を見せた。


<株式会社J.D.パワー アジア・パシフィックについて>
 当社は米国J.D.パワー・アンド・アソシエイツの日本を含むアジア地域でのビジネスの拠点として1990年に設立された。自動車業界を始めコンピューター、通信関連、OA機器、サービス産業、金融など様々な業界において顧客満足に関する調査やコンサルティングを実施している。プライバシーマーク取得。会社概要や提供サービスなどの詳細は当社ウェブサイトhttp://www.jdpower.co.jpまで。


<J.D.パワー・アンド・アソシエイツについて>
 ザ・マグロウヒル・カンパニーズの一部門であるJ.D.パワー・アンド・アソシエイツ(本社:米国カリフォルニア州ウェストレイク・ビレッジ)は、マーケティング・リサーチ、生産・販売予測、コンサルティング、教育・トレーニングおよび顧客満足度調査を実施している国際的な情報サービス企業である。数百万人の消費者からの回答をもとに品質や顧客満足度に関する調査を毎年行なっている。


<ザ・マグロウヒル・カンパニーズについて>
 1888年に設立されたザ・マグロウヒル・カンパニーズ(NYSE:MHP)は、スタンダード&プアーズ、マグロウヒル・エデュケーション、J.D.パワー・アンド・アソシエイツなどを通じて金融サービス、教育、ビジネスに関する情報を提供している国際的な情報サービス企業である。世界40カ国に280カ所以上の拠点を有し、2010年の売上高は62億ドルにのぼる。詳細はウェブサイトhttp://www.mcgraw-hill.comまで。


*調査結果詳細は、添付の関連資料を参照

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