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富士電機、回生エネルギーを再利用した「アシスト機能付エレベーター専用UPS」を発売
回生エネルギーを利用した「アシスト機能付エレベーター専用UPS」の発売について
富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、エレベーターを駆動しているモーターが運転時に発生する回生エネルギー(※1)を再利用した「アシスト機能付エレベーター専用UPS」を2011年7月より発売致します。
2009年9月28日に施行されました「エレベーター構造等に関する建築基準法施行令の一部を改正する政令」(※2)により、エレベーターには「自動的にかごを制止する安全装置」の設置が義務付けられております。
当社は、「安全装置」として、エレベーターの駆動モーターを制御するインバータにUPS(無停電電源装置)を組み合わせることで、急な停電時においても安全にエレベーターを最寄階まで動作させるシステムの電源を提案させていただいております。これにより、多くのエレベーターで「安全装置」の機能として、UPSが搭載されております。
このたび、このUPSに、エレベーターの回生運転時に発生する回生エネルギーを蓄電池に蓄電し、蓄電した電力は、エレベーターの力行運転時に再利用するアシスト機能を搭載したUPSを開発しました。この回生エネルギーを活用するアシスト機能を搭載することにより、約1000kwh/年の省エネ(CO2換算555kgに相当)を実現しています。
(※1) 回生エネルギー: 通常は駆動力として用いているモーターを発電機して作動させることで得られる電気エネルギー
(※2) 【参考】 国土交通省 http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_fr_000012.html
1.特長
(1) エレベータ駆動モーターの回生エネルギーを活用したアシスト機能による省エネ
(2) ニッケル水素電池を採用し、約5年のメンテナンスレス化を実現
(3) 狭いエレベータルームに合わせた薄型設計
2.概略仕様
製品型式:M−UPS012PA22EL
製品寸法(mm): 330×476×90(本体)
462×415×111(バッテリ箱)
定格電圧(V):AC200V
出力容量:1.25kVA
3.売上計画
2012年度 2億円
4.発売時期
2011年7月1日
お問い合わせ先
富士電機株式会社
パワエレ機器事業本部 パワーサプライ事業部 パワーサプライ事業企画部
tel:03−5435−7091
以上
※ 参考資料は、関連資料参照