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日本チェーンストア協会、6月と2011年上半期の販売概況を発表
平成23年6月度・チェーンストア販売概況
★全体の概況
平成23年6月度は、衣料品の動きは鈍かったものの、扇風機、LED電球、涼感寝具、スダレ等節電・暑さ対策関連の住関品や畜産品が好調だったこと等から、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は3カ月ぶりのプラスとなった。
父の日関連では、ポロシャツやスポーツブランドシャツの動きが良く、お中元ギフトは動きが鈍かった。
※会員企業数:60社/店舗数:8,021店
※総販売額 10,586億円 (店舗調整前)105.1% (店舗調整後)100.1%
<部門別の概況>
・食料品 6,500億円 (店舗調整前)103.5% (店舗調整後) 99.0%
・衣料品 1,222億円 (店舗調整前)105.0% (店舗調整後) 97.2%
・住関品 2,192億円 (店舗調整前)108.4% (店舗調整後)103.4%
・サービス 35億円 (店舗調整前) 99.0% (店舗調整後) 99.7%
・その他 635億円 (店舗調整前)110.8% (店舗調整後)106.4%
★商品別の動き
<食料品>
●農産品は、野菜は、ばれいしょ、きゅうり、なすは好調だが、白菜、キャベツ、ニンジン、玉ねぎは不調。果物は、かんきつ、りんご、メロン、スイカは好調だが、バナナは不調。
●畜産品は、鶏肉、豚肉、牛肉は好調。切り落とし、カレー用などの動きが良い。ハム・ソーセージの動きは良かった。
●水産品は、鮮魚は震災による水揚げ不足から不調。貝類も不調。エビは好調だが、タコ、マグロ、カツオは不調。明太子、たらこは好調だが、一汐開き、ちりめんは不調。
●惣菜は、火を使用せず調理可能な簡便商材が好調であり、惣菜は健闘。温惣菜は中華、焼鳥・照焼とも好調。冷惣菜はサラダなど洋惣菜、和惣菜とも好調。寿司・米飯の動きは良かった。
●その他食品は、乾麺類、飲料、ふりかけ・茶漬け、ベーカリーは好調だが、米、酒類、インスタントコーヒーは不調。洋風デイリーは冷凍食品、アイスクリームは好調。和風デイリーは生麺類は好調だが、練物、水物、納豆、漬物は不調。
<衣料品>
●紳士衣料は、 クールビズ対応のドレスシャツ、半袖シャツ、Tシャツ、ワンマイルウェアは好調だが、スーツ、ジャケットは不調。
●婦人衣料は、スーツ、カットソーは好調だが、ブラウス、スカート、パンツは不調。
●その他衣料・洋品は、機能性肌着、ホームウェア、ソックスは好調だが、子供は不調。レイングッズ、扇子の動きは良かったが、水着、浴衣の動きは鈍かった。
<住関品>
●日用雑貨品は、弁当箱等行楽用品、調理器具は好調だが、TVゲーム等玩具は不調。ペーパー類の動きは鈍かったが乾電池の動きは良かった。
●医薬・化粧品は、皮膚薬、胃腸薬等医薬品、健康食品は好調。化粧品はヘアメイク、フェイスケア、メンズは好調だが、ヘアケア、フェイスメイクは不調。殺虫剤は好調。
●家具・インテリアは、家具は収納用品は好調。寝具・寝装品はクール敷パッド、枕カバー等涼感寝具は好調。インテリアはカーテン、インテリア小物、カーペット、スダレは好調。
●家電製品は、薄型テレビ、扇風機、洗濯機、LED電球、懐中電灯は好調だが、冷蔵庫は不調。
●その他商品は、自転車、スポーツウェア、園芸用品の動きは良かった。
<サービス・その他>
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.3%であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.0%であった。
※ 『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます
ホームページアドレス;http://www.jcsa.gr.jp
*「チェーンストア販売統計(月報) 平成23年6月度速報」は、添付の関連資料を参照
*2011年上半期のチェーンストア販売統計は関連資料を参照