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長野計器、東京計器とチノーとオーバルとの間で海外水市場開拓などで業務提携
東京計器株式会社、株式会社チノー、株式会社オーバルとの業務提携に関するお知らせ
当社は、東京計器株式会社(以下、東京計器という)、株式会社チノー(以下、チノーという)株式会社オーバル(以下、オーバルという)との間で、伸張する海外水市場の開拓を主な目的として包括的な業務提携を行うべく、業務提携に関する基本合意を締結することを決議いたしましたのでお知らせします。
記
1.世界の水ビジネスの現状
現在、世界各地において人口増加、都市化、工業化の進展により水に対する需要が増加しており、特に発展著しい新興国では産業用水の確保、生活用水の安定供給、下水処理による水資源環境の保護等が急務となっています。こうした背景から、現在36兆円と言われる世界の水ビジネス市場規模は、2025年には87兆円に膨らむものと予想されています。このような世界の水市場において、水メジャーをはじめとした民間企業や政府の後押しを受けた企業連合等が各国で争奪戦を繰り広げています。
2.業務提携の目的
当社は圧力計における国内トップシェアのメーカーであります。また、東京計器は超音波流量計や電波レベル計等を中心に国内の上下水道市場で高いシェアを持ち、チノーは記録計・センサ・ロガー等の計測・制御機器メーカーとして国内外で高い実績を残しており、オーバルは流体計測市場の国内最大手であると同時に海外市場や石油市場に豊富な経験と実績を有しております。
このたびの業務提携の目的は、世界の水市場をはじめとした流体関連機器市場において、独自の強みを持った4社が連携することにより商品ラインナップを充実させ、各社が保有する販売・技術・生産・サービス・物流等の経営資源を相互活用することなどによって、顧客満足に結びつく新たな付加価値を迅速に創出し、ビジネスチャンスの拡大を目指していくことにあります。
今後は、4社で構成されるプロジェクトチームにおいて、海外市場開拓の早期展開を図るため、具体的な販売・技術・生産・サービス・物流等の協業体制の構築・整備に着手します。また、海外水メジャー、国内外プラントメーカー、海外進出する地方自治体等に積極的なアプローチを行います。
3.業務提携の内容
海外水市場を当面のターゲットとし、以下の事項について業務提携の具体的なあり方を検討してまいります。
(1)販売協力
4社の提携を象徴する新ブランドを立ち上げ、品揃えを充実させると共に各社が海外に拠点を持つ販売・サービス・物流等の経営資源を相互活用し、現地の営業活動、サポート体制の充実を図ります。
(2)高付加価値商品・計装システムパッケージの創出
各社が保有する固有の技術を融合させ、新たな高付加価値商品や計装システムパッケージを創出し、高度・大規模・多様性に富むシステム要求に対し迅速に応えてまいります。
(3)生産拠点の相互活用
各社の生産拠点を相互活用しグローバルな価格競争力を強化します。
4.当社の業績に与える影響
当該業務提携の具体的な施策等により、当社業績に開示すべき重要な影響が見込まれる場合には、速やかに開示をいたします。
5.各社の概要
※添付の関連資料を参照