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キリン、仙台工場の復旧スケジュールを発表
キリンビール仙台工場の復旧スケジュールと今後の取り組みについて
〜初仕込は、岩手県遠野産ホップを使用した「一番搾り とれたてホップ生ビール」〜
キリンビール株式会社(社長 松沢幸一)は、東日本大震災による地震と津波によって被災した当社仙台工場(工場長 横田乃里也)復旧の目処が立ち、具体的なスケジュールが決定しました。再開後の初仕込式を9月26日に実施し、仕込んだビールの初出荷は11月上旬の予定です。また、工場見学、工場内レストランも11月上旬より再開を予定しています。
3月11日の震災以降、仙台工場では全従業員および協力会社の皆さんが一丸となって、清掃作業や設備の点検作業を行ってきました。工場用電力が供給再開されたため、今後は設備の試運転など、操業再開に向けて本格的に動き出します。9月26日に行う初仕込式で製造するブランドは、被災した岩手県遠野市で今年の夏に採れたばかりのホップを贅沢に使用した「一番搾り とれたてホップ生ビール」からスタートします。できあがった「とれたてホップ」は仙台工場再開後の初出荷ビールとして、東北地方を中心とした各地のお客様にお届けする予定です。
これに加えて、東北産のリンゴを使用した「キリンチューハイ 氷結 アップルヌーヴォー」、メルシャン株式会社(社長 鈴木徹)からは福島産のブドウを使った「福島県会津地方新鶴地域の地ワイン新酒 白 2011」をあわせた東北の原材料を使用した3商品を11月上旬に全国で発売することで東北の生産者を支援し、東北全体を応援していきます。また、9月中旬から11月下旬にかけて、東北地方をはじめとした全国47都道府県の食材が当たる「今こそ!選ぼう ニッポンのうまい! 2011」プレゼントキャンペーンをキリングループ各社の幅広い商品を対象に実施します。
さらに、このキャンペーンの対象商品と上記3商品については、売上1本につき1円(※1)をキリングループが一体となって取り組む東日本大震災の復興支援活動「復興応援 キリン絆プロジェクト」の一環として、東北の「食」の復興支援に活用します。東北の農業・水産業の復興・再生のため約8.5億円を支援し、JA(農業協同組合)やJF(漁業協同組合)などの団体と連携していくことを検討しています。また、宮城県、福島県、岩手県で農業を学ぶ高校生に返還義務のない奨学金の給付の一部として、約1.5億円(※2)を支援します。
*「復興応援 キリン絆プロジェクト」ロゴは、添付の関連資料を参照
※1 メルシャン「福島県会津地方新鶴地域の地ワイン新酒 白 2011」は1本につき10円。
※2 キリングループ計では、約3億円を奨学金として拠出。
当社では、88年にわたり東北地方のお客様に当工場のビールをご愛飲いただいた絆に感謝し、これからも宮城でキリンビールを製造し、東北地方のお客様にお届けしていきます。
今後もグループ一体となって、「絆を育む」をテーマに、被災地の皆さまの“地域社会の絆”や“家族の絆”を深めていただける様、復興支援策に全力で取り組んでいきます。被災地の一日も早い復興を心より祈念するとともに、NPOやNGO、行政などのパートナーと協働しながら、引き続き被災地の皆さまの支援に尽力していきます。
キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。
*「キリンビール仙台工場の概要」など詳細は、添付の関連資料を参照
以上