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大成建設、節電対策やCO2排出削減を実現するシステム「T−Carbon Conductor」を開発

2011-07-14

建物の使用電力を「見える化」して目標値へ最適制御
節電対策と運用CO2排出量の最少化を実現する「T−Carbon Conductor」の開発


 大成建設(株)(社長:山内隆司)は、建物運用時のCO2排出量を最少化し、使用電力の削減やピークカットに効果を発揮するシステム「T−Carbon Conductor(ティ・カーボン・コンダクター)」を開発しました。本システムは、建物の年間CO2排出量の削減運用を自動化できるソフトプログラムで、建物の中央監視システムや自動制御システムなどと連携することで、今夏の15%節電対策とCO2削減を同時に解決します。

 東日本大震災の影響により、今夏の電力事情は一変し、国民に広く節電が求められ、節電対策は喫緊の課題です。企業などの各需要家も、使用電力の削減やピークカット、ピークシフト運用が切実な問題となっています。また、昨今の節電対策に留まらず、CO2排出量の削減は、改正省エネ法の施行など、より厳格化しています。
 本システムは、建物の照明・空調機・換気機・冷凍機・生産装置・コンプレッサーなど付随する機器類など、建物内すべての電力使用量・ガス使用量・油使用量をリアルタイムでモニタリングします。そこからあらかじめ設定した目標値に合わせて、照明制御システムへの節電運転指令(照度設定変更など)や空調システムへの節電運転指令(エアコンデマンド制御・温度設定変更など)を自動的にコントロールします。照度設定など細かい制御機能がない施設では、エリア別、時間別による計画的な消灯や空調機の稼働によって、ピークカット・ピークシフト運転も行うことができます。15%の削減を目標値として設定すれば、現在課題とされている節電対応にも有効です。
 また本システムは元来、CO2排出量削減ツールとして開発されているため、電力以外のエネルギー運用からCO2排出量を把握し、削減目標値に合わせた運転も可能です。電力削減目標も含めて、月単位で任意に設定が可能なため、今夏の節電対応期間後もCO2排出量削減ツールとして継続使用できます。
 本システムは、当社の設計施工により本年7月に本格稼働が開始された(株)カナオカ関西新工場(三重県伊賀市、食品向パッケージ印刷施設)に導入されています。

 今後、当社では節電対策とCO2排出量削減への支援ツールとして、新築はもちろん既存建物への適用等、自社設計施工案件について広く展開を図ってまいります。

※参考画像は添付の関連資料を参照

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