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デュポン、「プリウスα」の内装用部品材料に「デュポン ソロナ EP」が採用

2011-07-12

高機能バイオベースプラスチック、デュポン(TM)ソロナ(R)EP
プリウスα」の内装用部品材料として採用



 デュポン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:天羽稔)は、トヨタ自動車株式会社(本社:豊田市)、小島プレス工業株式会社(本社:豊田市)、豊和化成株式会社(本社:豊田市)と共同で開発したデュポンの高機能バイオベースプラスチック デュポン(TM)ソロナ(R)EPを使用した自動車内装用部品が、今年5月に発売されたTOYOTA新型車「プリウスα」に採用されたことを発表しました。

 今回本材料が採用された部位は、エアコン吹き出し口部分になります。エアコン吹き出し口部品はインテリアデザインを左右するインパネの構成部品として高い意匠性が求められると同時に、吹き出す風の強さや方向性をコントロールするための耐熱性、強度、寸法安定性が要求される機能部品です。デュポン(TM)ソロナ(R)EPは、従来の石油由来材料と同等以上の機能を実現しながら、新型ハイブリッド車の先進的なインテリアデザイン性や環境への負荷削減にも貢献しています。

 デュポン(TM)ソロナ(R)EPは、重量比で20%〜37%植物由来の高機能バイオベースプラスチックです。デュポンのバイオ技術を用いて植物の糖を発酵させて作る1,3プロパンジオールとテレフタル酸の共重合で作られたPTT樹脂ソロナ(R)ポリマーを原料としています。従来のPBTと比較してCO2の排出量を抑制するだけでなく、PBTとほぼ同等の耐熱性と強度を持ち、かつ、低ソリ性、外観性が優れていることから、製造工程を削減できる可能性があります。

 デュポンは、世界の自動車産業に100以上の素材や製品を提供しています。グローバルネットワークの強みを生かして用途開発を行い、バリューチェーンにおける全てのお客様とともに、化石燃料依存の減少や人々の生活や環境保全に役立つ新しい製品、材料、部品やシステムを開発していきます。詳細につきましては、米国デュポン社サイトhttp://automotive.dupont.comをご覧下さい。

 20年前、環境保全に関する目標を最初に公表した企業の一つであるデュポンは、持続可能性についての新しい公約の対象範囲を拡大し、環境負荷を削減するだけでなく、売上や研究開発への投資といった、市場から期待される目標も含めた新しい目標を発表しました。その目標は、ビジネスの成長、特にグローバルでの主要な市場に対し、より安全で環境対応に優れた新製品の開発と直接結びついています。

 デュポンは、科学的な発見や発明を基盤に製品やサービスを提供するサイエンスカンパニーです。創立は1802年、本社は米国デラウエア州ウィルミントンに置かれています。世界90ヶ国余りに拠点があり、農業・食品関連、建築・建設、通信、輸送の分野で、革新的な製品やサービスをお届けしています。世界中の人々の生活をより安全で豊かにするために、科学の力を生かした持続可能なソリューションを創出しています。


注)ソロナ(R)は、米国デュポン社および関連会社の登録商標です。
注)「プリウスα」は、トヨタ自動車株式会社の登録商標です。

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