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CSK Winテクノロジ、SAPユーザー向けSQL Server BI連携モジュールを発売
SAP(R)ユーザー向けSQL Server(R) BI連携モジュール
「PerfectConnect」を発売開始
〜 導入評価パック、BIシステム構築ソリューションを同時に提供開始 〜
株式会社CSK Winテクノロジ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:古宮 浩行、以下 CSK Winテクノロジ)は、SAPソリューションのデータとSQL Server 2008 R2に標準搭載のビジネスインテリジェンス機能(以下 SQL BI(※1))を高速に連携し、SAPのデータ分析を可能とするSAP連携モジュール「PerfectConnect」(以下、PFCN)を2011年7月6日から発売開始いたします。
また、最短2週間で導入が可能な「PerfectConnect 導入評価パック」(以下 PFCN評価パック)、および大規模データベース構築を提供する「SQL Server 2008 R2 BI システム構築ソリューション」(以下 SQL BIソリューション)を、同時に発売開始いたします。
昨今の急変するビジネス環境のなか、企業は経営戦略立案、施策実行、効果確認、改善施策立案のサイクルを実現すべく、経営状況の「見える化」のためのBI システムに対するニーズが高まっています。
「PFCN」は、低価格でありながら豊富な機能を持つマイクロソフトのSQL BIと、基幹業務システムとして広く採用されているSAPを高速連携し、業務データ活用の優れた基盤を企業に提供するものです。「PFCN」は、業務データを差分転送することで高速連携を実現するとともに、顧客個別のデータ環境に応じた最適な転送のためのチューニングパラメーターも提供しています。この連携により、基幹システムの業務データに変更を加えることなく、経営判断に役立つ分析やExcel(R)などの使い慣れたツールによる高度な分析が可能となります。
また、「PFCN」は、SQL BIの機能のひとつであるSQL Server 2008 R2 Integration Services (SSIS)(※2)からの呼び出しが可能であり、SSISのGUIツールでSAPソリューションの蓄積データの抽出・変換・ロードの処理フロー設計が直感的に行えます。SQL BIのその他の機能を合わせて利用することで、SAPソリューションのデータ分析を、複雑なオペレーションやプログラム開発なしに実現できます。
さらに「PFCN」は、マイクロソフトのサーバー統合/接続ソリューションであるBizTalk(R) Server 2010(※3)に含まれるBizTalk Adapter Pack 2010(以下、BAP)(※4)を使用して動作します。BAPでは多くのバージョンのSAPソリューションがサポートされているため、導入企業の現在の環境に左右されることが少なく、多くのSAP導入企業でご利用可能です。BizTalk Server 2010の機能を使用すれば、SAPソリューションだけではなく、Siebel、Oracle(R) Applications、IBM AS/400R、EDIなどのB2B、Windows Azure(TM)などのクラウド環境など、何を基盤に構築されているかに関わらず、複数アプリケーションにわたるミッションクリティカルなデータ接続が可能となり、迅速なSOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)・BPM(Business Process Management:ビジネスプロセス管理)ソリューションへの展開が可能です。
同時に発売開始する「PFCN評価パック」は、導入前評価で必要な環境(すべてのソフトウェアライセンスとサンプルBIポータル、サンプルキューブ、サンプルレポート)と基本設定作業を提供するもので、この評価パックは2週間から3週間の短期間で利用することが可能です。
また、「SQL BIソリューション」は、SQL Server 2008 R2の機能を最大限に活用した大規模データベースの構築により、激しく変化する経営環境に迅速に対応できるBIシステムを提供します。
CSK Winテクノロジは、「PerfectConnect」の開発元として、2011年度に15社へのサービス提供を目指します。
■「PerfectConnect」について
・ SAPソリューションで蓄積された大量データを、差分転送で高速にデータ統合
・ さまざまなSAPソリューション環境に対応可能なチューニングパラメーター提供
・ SQL Serve Integration Servicesから利用可能なインターフェース提供
・ BizTalk Adapter Pack 2010を使用した新旧さまざまなバージョンのSAPソリューションへの接続
■ご提供価格(すべて税抜き)
※添付の関連資料を参照
※1 SQL BI
マイクロソフトのSQL Server 2008 R2に標準搭載されているビジネスインテリジェンス機能。
主な機能として、以下が含まれる。
・SQL Server 2008 R2 Integration Services(SSIS):データ統合・集計基盤として、エンタープライズETL(Extract/Transform/Load)機能を提供する。
・SQL Server 2008 R2 Analysis Services(SSAS):多次元データ分析機能を提供する。
・SQL Server 2008 R2 Reporting Services(SSRS):Webレポート機能を提供する。
・Report Builder 3.0:現場社員が地図を含むグラフィカルなレポートを作成できる。
・SQL Server PowerPivot for Excel 2010、SQL Server PowerPivot for SharePoint:全社員がセルフサービスによるデータの可視化と共有まで、迅速、かつ的確な意思決定を可能。
※2 SQL Server 2008 R2 Integration Services(SSIS)
SQL BIの機能のひとつ。データ統合・集計基盤として、エンタープライズETL 機能を提供する。
※3 BizTalk Server 2010
マイクロソフトが提供する、企業の業務システムを連携させ、BPM(ビジネスプロセス管理)を実現するためのサーバーソフトウェア。アダプタと呼ばれる形式の異なる通信プロトコルや他社製品などの間で相互連携を実現するシステムが搭載され、ビジネスプロセスの自動化と統合を実現する。
※4 BizTalk Adapter Pack 2010(BAP)
基幹業務アプリケーションであるSAP、Siebel、およびOracle Databaseと.NETアプリケーションとのデータ連携を容易に可能とするBizTalk Serverのアダプタ。プログラム開発なしに、SQL ServerやBizTalk Serverから基幹システムへの接続が可能となる。
以 上
※Microsoft、Windows、SQL Serverは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
※その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。