日商エレクトロニクス、米社製の次世代型キャッシュアプライアンス「Ｖｅｒｉｖｕｅ　ＣｏＢｌｉｔｚシリーズ」を発売

日商エレ、次世代のコンテンツ配信技術を提供するキャッシュアプライアンス
Ｖｅｒｉｖｕｅ　ＣｏＢｌｉｔｚシリーズを販売開始
〜通信事業者に負担となるネットワーク設備投資とトランジットコストを抑制〜



　日商エレクトロニクス株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：瓦谷　晋一、以下、日商エレ）は、米国Ｖｅｒｉｖｕｅ，　Ｉｎｃ．（本社：マサチューセッツ州ウエストフォード、ＣＥＯ：Ｊａｍｅｓ　Ｄｏｌｃｅ、以下、ベリビュー）の次世代型キャッシュアプライアンス「Ｖｅｒｉｖｕｅ　ＣｏＢｌｉｔｚ（ベリビューコブリッツ）シリーズ」の販売を６月より開始しました。

　ベリビューが本年４月に発表した次世代のトータルコンテンツ配信／ＣＤＮソリューション「ＯｎｅＶａｎｔａｇｅ」を構成するＶｅｒｉｖｕｅ　ＣｏＢｌｉｔｚシリーズは、独自技術であるハイパフォーマンススケーラブルキャッシュ機能を用いて、ＩＰバックボーン上の帯域を占有するコンテンツを通信事業者側で効率的にキャッシュし、配信を行うアプライアンスです。すでに世界最大の学術コンテンツデリバリネットワーク「ＰｌａｎｅｔＬａｂ」での大規模な商用実績をはじめ、ワールドワイドで複数のネットワークオペレーターに採用されています。

　昨今、ＨＤビデオコンテンツや、ソフトウエアメーカーから頻繁にリリースされるパッチファイルなど、ネットワークオペレータにとって負担となるトラフィックがＩＰバックボーン上の帯域を占有しています。Ｖｅｒｉｖｕｅ　ＣｏＢｌｉｔｚシリーズは、通信事業者側でそれらコンテンツのホワイトリストを作成し必要なコンテンツのみをキャッシュするターゲットトランスペアレントキャッシュ機能と、非対称経路ネットワーク上におけるキャッシュのサポート、さらに独自のキャッシュ・配信技術であるハッシュベースドチャンキングアルゴリズムを搭載することで、ワイヤーレートに近い高い配信パフォーマンスを実現します。これにより、通信事業者をはじめとするネットワークオペレータにとってＩＰバックボーン帯域の効率的な利用とトランジットコストの削減が可能となります。

　また、必要に応じたキャッシュ容量・配信キャパシティの追加や、Ｖｅｒｉｖｕｅ　ＣｏＢｌｉｔｚシリーズの各ノードへの負荷分散機能を追加できる柔軟なシステムアーキテクチャにより、拡張時にロードバランサやＬ４スイッチなどの設備投資も不要となるほか、ネットワークにおけるフェイラーポイントが増大しないこともメリットの一つです。さらに、Ｖｅｒｉｖｕｅ　ＣｏＢｌｉｔｚシリーズをクラスタ運用することで、特定ノードに障害が発生した場合は別ノードより自動配信する機能を提供するため、サービスに影響を与えることなく事業継続することが可能です。

　Ｖｅｒｉｖｕｅ　ＣｏＢｌｉｔｚシリーズはコンテンツプロバイダーの映像コンテンツをスマートフォンやＰＣ、ＴＶなどのマルチスクリーンに配信を行うオリジンサーバーとリバースプロキシキャッシュ機能も有しており、キャッシュ用途のみならず、低コストでマルチスクリーン映像配信事業を展開するための効率的な映像配信基盤を通信事業者が構築できる点も、ベリビューのトータルコンテンツ配信／ＣＤＮソリューション「ＯｎｅＶａｎｔａｇｅ」の強みと言えます。

　Ｉｎｔｅｒｏｐ　Ｔｏｋｙｏ　２００９以来、ベリビューは２年連続で次世代コンテンツ配信システム「ＭＤＸシリーズ」が、「Ｂｅｓｔ　ｏｆ　Ｓｈｏｗ　Ａｗａｒｄ」ユニファイドコミュニケーション部門においてグランプリを受賞しています。本年６月に開催されたＩｎｔｅｒｏｐ　Ｔｏｋｙｏ　２０１１ではＶｅｒｉｖｕｅ　ＣｏＢｌｉｔｚシリーズが同部門特別賞を受賞し、３年連続受賞の快挙を成し遂げました。

　日商エレは、２００９年６月より日本国内における次世代型コンテン配信システム「ＭＤＸシリーズ」の販売を開始しています。この度、新たにリリースした次世代型キャッシュアプライアンス「Ｖｅｒｉｖｕｅ　ＣｏＢｌｉｔｚシリーズ」を加え、今後、ベリビューによる先進的な「ＯｎｅＶａｎｔａｇｅ」を国内の通信事業者および、映像配信事業者に対し、幅広く展開してまいります。


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