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SBIバイオテック、がん治療の樹状細胞療法を京都大学で臨床研究を開始

2011-07-02

がん治療の免疫細胞療法、京都大学で臨床研究開始のお知らせ



 SBIホールディングス株式会社の子会社で創薬事業を手掛けるSBIバイオテック株式会社(本社:東京都港区、以下「SBIバイオテック」)は、がん治療のための免疫細胞療法プロジェクト(樹状細胞療法)が京都大学医学部附属病院にて臨床研究としての承認を受け、2011年7月より臨床研究を開始する予定となりましたのでお知らせいたします。樹状細胞療法は国内外において研究開発が進められている、最先端のがん治療法の一つです。

 今回、臨床研究を開始する免疫細胞療法プロジェクトは、SBIバイオテックが2008年に米国ベイラー研究所(Baylor Research Institute、テキサス州ダラス)とのライセンス契約締結を受けて進めてきた樹状細胞療法です。SBIバイオテックと京都大学医学部附属病院血液・腫瘍内科はこれまで、当該分野で世界有数の研究施設であるベイラー研究所から本治療法に関する技術移転を進めてまいりました。今後は京都大学医学部附属病院血液・腫瘍内科および皮膚科がメラノーマ悪性黒色腫:皮膚などに発生する悪性腫瘍)の患者を対象にした臨床研究を進めていきます。

 SBIバイオテックは世界の研究リーダーと協力し、各国の有力研究機関、バイオベンチャー企業、製薬企業等との提携により、創薬基礎研究と医薬製品化の事業領域において、日本・米国・中国・韓国にまたがるジョイント型創薬バイオベンチャーとして、飛躍的な成長を目指してまいります。
 SBIグループは今後も、バイオベンチャーにファンド投資を行うだけでなく、SBIバイオテックや5−アミノレブリン酸(ALA)を利用した化粧品、健康食品、医薬品の研究・開発等を行っているSBIアラプロモ(本社:東京都港区)等を通じて、より直接的にバイオベンチャーの育成に関与し、国内バイオ市場成長へのより一層の貢献を目指してまいります。


(ご参考)
 <免疫細胞療法について>
  免疫細胞療法とは、免疫細胞を体外に取り出して機能を強めたり数を増やしたりする操作をした後、再び患者の体に戻すことにより、がんなどの異常細胞を攻撃させる治療技術です。免疫細胞療法は、着目する免疫細胞によっていくつかの種類に分類されます。

 <樹状細胞療法について>
  樹状細胞療法は免疫細胞療法の一種であり、患者自身の免疫細胞である樹状細胞を体外に取り出し癌抗原を加えて用います。樹状細胞は、癌抗原を提示し、他の免疫細胞にその特徴を覚え込ませる役割を果たします。
  体内に戻された樹状細胞はリンパ器官に移動し、癌細胞を攻撃する細胞傷害性Tリンパ球(cytotoxic T lymphocyte、CTL)を誘導します。
  本治療法は、(1)副作用が少なく、(2)癌細胞選択的に作用し、(3)治療効果の長期間持続が期待できる、という利点があると考えられています。

 <SBIバイオテック株式会社の概要>
  SBIバイオテックは、SBIホールディングス株式会社傘下の医薬品会社であり、世界の研究者ネットワークを通して複数の創薬パイプラインを日本・米国・中国・韓国等から集めるグローバルなバイオベンチャーとして事業を展開しています。2001年に、東京大学医科学研究所所長を務め分子生物学、分子免疫学の第一人者である新井賢一(現SBIバイオテック代表取締役社長)が設立いたしました。SBIバイオテックは、SBIグループのネットワークを活用して多くのベンチャーキャピタルから資金を得て研究開発を進めると同時に、製薬企業や大学病院との連携のもとに、創薬と新たな治療法開発を進めています。SBIバイオテックの詳細については、ウェブサイトhttp://www.sbibiotech.jpをご参照ください。



以上


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