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日本ラッド、クラウド向け「分散型ストレージシステム:キュムラスForSI」を販売開始
日本ラッド、クラウド向け「分散型ストレージシステム:キュムラスForSI」の販売を開始
日本ラッド株式会社(以下日本ラッド、JASDAQ上場、本社:東京都港区、代表取締役会長:大塚隆一)は、すでにサービスを開始しているクラウドコンピューティングサービスの基盤システム向けに自社開発した「分散型ストレージシステム:キュムラスforSI」をサービスプロバイダー向けにシステム販売を7月1日より開始します。
ストレージサービスの「ソラ箱」および「キュムラス」は日本ラッドが提供する超節電型データセンター(完全外気型)による大幅な電力コスト削減と並ぶ、日本ラッドのクラウドサービスの戦略的基盤です。日本ラッドはこれらの基盤によりクラウドコンピューティングサービスの提供料金を海外ベンダーの約2分の1、代表的な国内ベンダーの約40分の1という驚異的なレベルまでに引き下げることに成功しています。
ストレージの分散型技術ではクラウドの戦略技術として世界的に注目され始めており、FaceBookで採用されているF社(米国)等のハードウェア方式が有名です。日本ラッドは早くからこの技術に着目し、1年の開発期間を経て商用化を行い、製品化/サービス化を実現してきました。
ストレージの分散型技術で一般的に採用されているハードウェア方式対し、日本ラッドはソフトウェア方式による独自の技術を約1年をかけて自社開発することによって、高い信頼性と性能、拡張性をもちながら、市販されている主力ストレージ製品に対してストレージのギガバイト当たりの単価を5〜10分の1に圧縮することができ、リーゾナブルな価格の実現に成功しています。
また安定性・信頼性の面では既に同システムを基盤として約2万件に提供している「無料クラウドストレージサービス:ソラ箱」のお客様が様々な方法で利用している実績を背景に、性能および安定性が実証されております。
日本ラッドは、「Cumulus(企業向け有料クラウドストレージサービス)」と「Industria(IaaS)」のリリースにともない、大手クラウド事業者やシステムインテグレーターから「分散型ストレージシステム」そのものの提供やOEM提供の打診、問い合わせが増えていることを受け、サービスプロバイダーおよび企業のクラウド/プライベートクラウドシステム基盤としてシステム販売することを決定しました。
システム価格は4,000万円からで、初年度約2億円、3年目で約10億円の売上を目指します。
■日本ラッド株式会社について
所在地:東京都港区虎ノ門2−2−5 共同通信会館ビル
代表取締役会長:大塚隆一
JASDAQ上場(コード番号4736)
URL:http://www.nippon-rad.co.jp/
ソフトウェアの受託開発、システムインテグレーションを主業務とする1999年に公開したJASDAQ上場企業です。革新的なコア技術によるソリューション提供、フルターンキーのシステム構築・運用サービスを展開しています。近年は多次元ビジネス分析、地域交通インフラ、動画ネット配信等のソリューションやデータセンタービジネスに注力している。