イマコト

最新の記事から注目のキーワードをピックアップ!

Article Detail

アイシン精機など5社、車車間通信のみで実現するCO2削減アプリケーションと情報通信基盤技術を開発

2011-06-30

車車間通信のみで実現するCO2削減アプリケーションと情報通信基盤技術を開発



 慶應義塾大学SFC研究所、アイシン精機株式会社、株式会社アイ・トランスポート・ラボ、NECソフト株式会社、財団法人日本自動車研究所は、2010年度、総務省から「ネットワーク統合制御システム標準化等推進事業−700MHz帯を利用する近距離移動体通信による環境負荷低減の実証−」を受託し、700MHz帯近距離移動体通信を用いた環境負荷低減に資する情報通信基盤技術の開発を行い、北海道豊頃町及び茨城県つくば市にて検証実験を行いました。
 本事業では、「運転支援用通信とCO2削減用通信の共存性を確保する技術」の確立を目指し、車車間通信のみでCO2削減を実現するアプリケーションとして「センターレスプローブ情報システム」を開発しました。本システムのシミュレーション(※1)においては、システム搭載車で約12%のCO2削減効果を確認しております。


[センターレスプローブ情報システムの概要]
 本システムはプローブ情報システム(※2)の一種で、車車間通信により周辺車両と交換した車両位置や走行速度、燃費等の情報から交通情報やエコ運転支援情報を作成しドライバーに提供することで、渋滞回避や最適なドライブ計画を促し、CO2削減を実現します。


[センターレスプローブ情報システムの特徴]
 今回開発したシステムでは、既に実用化されているプローブ情報システムを、車車間通信で実現しています。プローブ情報センターを必要としないことから、本システムを「センターレスプローブ情報システム」と呼びます。センターレスプローブ情報システムは、完全な分散型のシステムであり、携帯電話などの通信インフラやセンター設備の敷設などを必要としないため、大規模災害などに強いシステムとなります。また、将来的には、従来のセンター型のシステムと融合することによって、プローブ情報センターの負荷低減などが実現可能です。


※1 東京都区部を対象とし、システム普及率10%の条件にて
※2 プローブ情報システム:車両の位置・走行速度・ワイパー動作の有無などの情報を、携帯電話などを通してプローブ情報センターで収集し、加工することによって交通情報や降雨情報などを生成するシステム。


[センターレスプローブ情報システムの概念]

 *添付の関連資料を参照



以上


Related Contents

関連書籍

  • 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    詩歩2013-07-31

    Amazon Kindle版
  • 星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    前田 徳彦2014-09-02

    Amazon Kindle版
  • ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    大久保 明2014-08-12

    Amazon Kindle版
  • BLUE MOMENT

    BLUE MOMENT

    吉村 和敏2007-12-13

    Amazon Kindle版