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テーブルマーク、冷凍うどん・パックご飯の最新鋭工場「魚沼水の郷工場」の稼動を開始
冷凍うどん・パックご飯の最新鋭工場
『魚沼水の郷(みずのさと)工場』が11月1日より稼動
テーブルマーク株式会社(本社:香川県観音寺市、社長:山田良一)は、新潟県魚沼市において、冷凍うどんとパックご飯(無菌包装米飯)を製造する新工場『魚沼水の郷(みずのさと)工場』の建設を進めていましたが、このほど同工場が竣工し、11月1日より本格的に稼動しますのでお知らせします。
魚沼水の郷工場は、自然豊かな魚沼市内の「水の郷工業団地」内に位置します。
当工場の眼前にそびえる名峰八海山をはじめとする越後の山々からの雪解け水は長い歳月をかけて地中でろ過され、きれいでミネラル分豊富な伏流水となります。「水の郷百選」にも選ばれた魚沼の水は、うどんを茹でるにも、米飯を炊くにも大変適していることから、この地を新工場建設地に選びました。この魚沼のおいしい水と工業団地名にちなみ、工場名称を『魚沼水の郷工場』としました。当工場の特徴は以下の通りです。
【最新鋭の製造設備】
魚沼水の郷工場は約6万m2に及ぶ敷地に、冷凍・常温倉庫を併設した2階建ての工場棟を構え、最新鋭の設備を備えて操業します。製造ラインは、製造効率の向上を図るため、冷凍うどん・パックご飯ともに原料サイロから倉庫に至る迄の全製造工程を全長約140mに及ぶ直線としました。加えて、この直線化により、ラインの先々まで一望可能な広い視界を確保することで、工程管理の精度向上を図るとともに衛生管理に配慮をしました。
また、魚沼水の郷工場では、重油に比べ燃焼時のCO2排出量が少ない液化天然ガスを燃料として使用するなどクリーンエネルギー化を進め、地球環境負荷の低減に努めています。
【見学通路の設置】
魚沼水の郷工場では、多くのお客様・お取引先様に見学して頂くために、専用の見学通路を設け、直線の製造ラインに沿った全長約120mに及ぶ長い室内廊下から製造設備を見下ろせるように設計しました。見学通路と製造工程を衛生的に隔離することにより、制服等に着替えることなく見学することが可能です。なお、一般のお客様の受入は来年4月以降より開始する予定です。
【既存工場との連携】
魚沼水の郷工場から車で約30分程度と程近い、既存の新潟魚沼工場(南魚沼市所在/1994年稼動、以下「既存工場」)は、長きに亘り首都圏向けの冷凍うどん・パックご飯の製造を担っています。この既存工場で培ってきたノウハウを魚沼水の郷工場に活かす他、魚沼水の郷工場に設置する倉庫等の付帯施設を相互利用する等、今後、両工場体制における相乗効果を追求し、高品質で高付加価値な製品の供給を目指してまいります。
【最高水準の食の安全管理】
魚沼水の郷工場では、IT化による高度なトレーサビリティシステムを導入しました。これにより、商品の生産履歴に関する情報管理をより確実なものとし、品質管理に活用するとともにお客様への情報提供を迅速に行うことが可能となります。
また、当社グループにおいては、これまでもフードディフェンス(食品防御)の考えを取り入れ、リスク低減に向けた取り組みを進めてきました。魚沼水の郷工場においても、リスク低減効果の高いセキュリティ設備の導入等、ハード面の施策のみならず、マネジメントシステムの構築等、ソフト面での対応を含めた取組みを展開することで、より万全な食の安全への取り組みを推進してまいります。
※参考画像は、添付の関連資料「参考画像1」を参照
魚沼水の郷工場の概要につきましては、以下の通りです。
工場名称 テーブルマーク株式会社 魚沼水の郷工場
所在地 新潟県魚沼市十日町八色原1687番7
工場長 吉岡 清史
敷地面積 約61,000m2
建築面積 約15,870m2
延床面積 約18,100m2
構造 鉄骨造 一部鉄筋コンクリート造 2階建て
製造品目 冷凍うどん、パックご飯(無菌包装米飯)
建設投資額 約70億円(土地、建物、製造設備を含む)
製造ライン 冷凍うどん:2ライン、パックご飯:1ライン
製造能力」 冷凍うどん:毎時21,000食(2ライン計)、パックご飯:毎時6,000食
従業員数 約70名
スケジュール 2009年8月5日 工場立地に関する基本協定書締結
2009年11月20日 工事着工
2010年10月15日 建物竣工
2010年11月1日 稼動
設計 株式会社ワイ・エム・エー建築設計事務所
施工 鹿島建設株式会社
※参考画像は、添付の関連資料「参考画像2」を参照