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ワコム、電気設計用CADソフトウェアの新バージョン「ECAD dio 2012」を発売
ワコム、「ECAD dio 2012」を発売
大規模装置のハーネス設計や3次元CADデータ連携などの機能を強化
株式会社ワコムは、電気設計用CADソフトウェア新バージョン「ECAD dio 2012」を9月27日(火)より発売します。当社は本製品を、6月22日(水)から東京ビッグサイトで開催される第22回設計・製造ソリューション展で発売に先行して紹介します。
ECAD dio 2012では、産業装置(半導体製造装置、工作機械、ロボットなど)におけるハーネス設計ニーズに対応するため、前バージョンECAD dio 2011で新発売したパッケージ「HARNESS+(ハーネスプラス)」の機能を大幅に強化しました。特に大規模装置のハーネスを設計する際に、効率よく正確に行えるようにするための機能を追加しています。さらに、3次元CADとのインターフェースやAPIによるカスタマイズ機能などを強化することで、機械設計との連携や自動設計の実現など幅広い効率化を実現します。
これらの機能強化により、産業装置全体の回路設計分野への利用を引き続き促進します。
「HARNESS+」における大規模設計機能の強化
大規模装置の設計には数百から数千にも上る数多くの複雑なハーネスが存在します。新バージョンでは以下のような機能を新たに搭載して効率的な設計を支援します。
・接続しようとするハーネス全ての情報を保ちながら、回路図上では概念的に1本の線で入力して簡易表示する機能
・ハーネス図/ハーネスの接続を展開した図面の自動作成機能
・ハーネス図と回路図のデータ連動機能
3次元CAD「SolidWorks Routing」とのインターフェース機能の強化
SolidWorks Routingで取り扱えるECAD dioのハーネス部品情報について、分岐・接続などの詳細データまで対応できるようにインターフェース機能を強化しました。産業機械の設計で多く利用されているSolidWorksとのインターフェースが強化されたことで、電気設計と機械設計の協調設計を円滑に行えるようになります。
APIによるカスタマイズ機能の強化
これまでユーザから多く寄せられた要望をもとに、カスタマイズで開発できる範囲を広げ、ユーザ固有の機能を追加しやすくしました。例えば、標準化されていない図面を作図しやすくするために、独自の自動作図プログラムを組むことができます。また、既存図面で使用した部品やシンボルの情報を簡単に書き換えられるようにすることで、流用設計を行いやすくしました。
【ワコムについて】
株式会社ワコム(東証一部:6727)は、米国、ドイツ、中国、韓国、オーストラリア、シンガポール、台湾、インドなどを拠点としてグローバルにビジネスを展開し、世界150カ国以上に製品を提供しています。1983年の設立以来、自然なインターフェーステクノロジによる人とテクノロジーの調和というビジョンを基盤にグローバルにビジネスを展開し、タブレット、コンポーネント、CADソフトウェアをはじめとするインターフェースソリューションの世界トップメーカーとして広く認められています。日本では電気設計用CADの市場でシェア第1位(当社調べ)です。
以上
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電話:03−5309−1517、Eメール:sw-mktg(at)wacom.co.jp
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