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GfKジャパン、イメージスキャナーの家電量販店店頭での販売動向を発表

2011-06-20

スキャナー販売が好調、数量前年比二桁増続く
自炊」ブームが背景に



 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社(東京:中野区)は、イメージスキャナー(以下、スキャナー)の家電量販店店頭における販売動向を発表した。


【概要】
 ・スキャナーの販売数量は、書籍を電子データ化する「自炊」ブームを背景に2010年7月以降、前年同月比二桁の伸張が続く。
 ・シートフィーダータイプが市場を牽引。2011年5月はスキャナー全体の4割へ。


【「自炊」ブームで販売急増】
 スキャナー市場は2010年7月以降、10ヶ月連続で数量前年比二桁増と好調な推移を続けている(図1)。直近一年間(2010年6月−2011年5月)の販売数量は前年の約1.3倍に達した。
 スキャナーの販売増加の背景には、昨今の「自炊」ブームがあるといえる。
 「自炊」とはユーザー自身が書籍や書類の電子データ化を行うことを指す。
 「自炊」された書籍であれば、保管場所に頭を悩ませる必要がなくなり、また管理や検索も容易になる。
 この「自炊」ブームに後押しされ、著しい伸張を続けているのが、シートフィーダータイプのスキャナーである。スキャナー全体における同タイプの数量構成比は2009年は22%を占める程度だったが、2011年5月には41%まで拡大した。シートフィーダータイプは、裁断された書籍であれば自動で数十枚単位の原稿を読み込むことが可能である。従来スキャナー市場の大半を占めていたフラットヘッドタイプ(※)でも「自炊」は可能だが、数百ページに及ぶ書籍を一ページずつセットしたり、裏返したりと、労力を要するため、より手軽なシートフィーダータイプが「自炊」ユーザーに好まれていると考えられる。
 また、シートフィーダータイプといえば以前は4万円以上のモデルが中心となっていたが、2009年末に2万円台と手ごろな価格帯でも同タイプのスキャナーが発売されたことも、販売急伸の要因となったと考えられる。

 タブレット端末やスマートフォンの普及は、電子データ化された書籍をより手軽に持ち出すことを可能にし、「自炊」ブームを後押ししている。牽引役となっているシートフィーダータイプは2010年4月以降14ヶ月連続で数量前年比50%増以上と高い成長率を維持している。拡大の一途にあるスマートフォンタブレット端末とともに、今後もスキャナー市場の拡大が期待される。

(※)フラットヘッドタイプ・・・コピー機のようにフタを開け一枚ずつ原稿を置くスキャナ


<図1:スキャナー数量前年比増減>

 ※添付の関連資料を参照

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