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川崎重工、180000重量トン型ばら積運搬船「FRONTIER JACARANDA」を引き渡し
180,000重量トン型ばら積運搬船
「FRONTIER JACARANDA」の引き渡し
川崎重工は、6月15日に坂出工場において、BULBASAUR MARITIMA S.A.(バルバソーア マリティマ エス エー)向け180型ばら積運搬船「FRONTIER JACARANDA (フロンティア ジャカランダ)」 (当社第1667番船)を引き渡しました。
本船は、フランスのダンケルク港に入港可能な船型としては最大級の積載能力を有し、当社が開発した180型ばら積運搬船の第7番船となります。
本船の引渡、主要目ならびに特長は次のとおりです。
<引渡>
2011年6月15日
<主要目>
全長:292.00メートル
長さ(垂線間長):288.00メートル
幅(型):45.00メートル
深さ(型):24.70メートル
満載喫水(型):18.20メートル
総トン数:93,288トン
載貨重量トン数:182,757トン
貨物艙容積:203,226 m3
主機関:川崎−MAN B&W 6S70MC−C7×1基
連続最大出力:17,780kW×87回転/分
航海速力:約15.5ノット
定員:28名
船級:日本海事協会(NK)
船籍:パナマ
<特長>
1)本船は、フランスのダンケルク港に入港可能な最大船型として、当社が新規開発した最新鋭の ばら積運搬船です。
2)ばら積運搬船の船体強度に関する新規則(共通構造規則:CSR)を適用し、安全性を向上させています。
3)省燃費型ディーゼル主機関および高効率タイプのプロペラ、さらに当社で開発したコントラフィン付セミダクトおよび川崎フィン付ラダーバルブなど最新の技術を採用し、推進性能を向上させる ことにより燃料消費量を低減させています。
4)燃料油タンクの二重船殻構造化および甲板機器の電動化を採用することにより、万一の際の 海洋汚染防止対策を施しています。
5)バラストタンクの腐食防止対策として定められた新塗装基準(PSPC)を適用し、塗装の高品質化を達成しています。
以上
※ 参考画像は、関連資料参照