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三菱電機、自動車用パワー半導体モジュール「Jシリーズ」のテストサンプルの出荷を開始
電気自動車・ハイブリッド車用の高機能・安全設計
自動車用パワー半導体モジュール「Jシリーズ」テストサンプル出荷開始
三菱電機株式会社は、電気自動車やハイブリッド車用モーターの駆動に用いる自動車用パワー半導体モジュール「Jシリーズ IPM(※1)」4種と、発売中の「Jシリーズ T−PM(※2)」(CT300DJH060)を大容量化した2種のテストサンプル出荷を6月21日に開始します。
※1 Intelligent Power Module:パワーチップと駆動・保護回路を1つのパッケージに収めたモジュール
※2 Transfer molded−Power Module:トランスファーモールド型パワー半導体モジュール
*製品画像は、添付の関連資料を参照
<テストサンプルの特長>
1.自動車用としての高機能・安全設計(IPM)
・駆動・保護回路に加え、外部との絶縁設計を容易にするフォトカプラ(※3)を内蔵
・チップ温度を精度よくモニターするアナログ温度出力機能を内蔵
・レイアウトの幅が広がるほか、振動にも強いコネクタ端子を内蔵
・電源電圧を精度よくモニターするアナログ電圧出力機能を内蔵(発注時選択仕様)
※3 入力信号を光へ変換し出力側へ伝達する素子。信号間が絶縁され、入力側のノイズの影響を受けにくい
2.従来比2倍の定格容量でインバーターの小型化に貢献(T−PM)
・最大定格300A/1200Vと600A/600Vの2種をラインアップ
・従来比2倍(※4)の定格容量でインバーターの小型化に貢献
※4 CT300DJH060との比較
3.自動車用途に対応(IPM、T−PM)
・TYPE−Aは定格30kW程度、TYPE−BとT−PMは55kW程度のモーターに適応可能(※5)
・自動車用途に対応した品質と信頼性を確保
・モジュールの素材から部品、生産履歴に至るまでトレーサビリティー管理を実施
・環境負荷物質を規制する「欧州ELV(End−of−Life−Vehicle)指令」に適合したパッケージ
※5 お客さまの使用状況により異なる場合があります
*「テストサンプルの概要」など詳細は、添付の関連資料を参照
<お客様からのお問い合わせ先>
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第一事業部 パワーデバイス営業部
〒100−8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
TEL 03−3218−3239 FAX 03−3218−2723
URL http://www.MitsubishiElectric.co.jp/semiconductors