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三井造船、56,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ノルド トラベラー」を引き渡し
56,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ノルド トラベラー」引き渡し
−大容積貨物艙(70,000m3)を持つ「三井の56」の126隻目竣工−
※参考画像は、添付の関連資料を参照
三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)は、玉野事業所にて建造中でありましたパナマ国、ペオニー シップホールディング社(PEONY SHIPHOLDING S.A.)向け56,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ノルド トラベラー」(NORD TRAVELLER、当社第1763番船)をこのほど完成し、昨日、同事業所にて引き渡しました。
本船は、70,000m3を超える大容積貨物艙を有した56,000重量トン型ハンディマックスバルカーであり、同型船126隻目の竣工となります。
本シリーズは、「三井の56」としてマーケットにおいて高い評価を得て、竣工済を含め170隻を超える受注を達成しています。
<主要目>
全長:189.99m
長さ(垂線間):182.00m
幅(型):32.26m
深さ(型):17.90m
総トン数:31,230
載貨重量トン数:55,596メトリックトン
主機関:三井−MAN B&W ディーゼル機関 6S50MC−C 1基
連続最大出力:9,480kW×127.0回転/分
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人数:24人
船級:NK
船籍:パナマ
引渡日:2011年6月8日
<特長>
1.5つのホールド(貨物艙)を持ち、本船自身の荷役設備として4基のクレーンを装備している。
2.本船は、荷役効率を重視するとともに、多種多様な貨物を積めるよう強度・配置を計画している。
[1]ハッチオープニングに関しては、長さ/幅ともこのクラスでは、最大級である。
[2]貨物艙は、長尺パイプを余裕を持って積載できる様、十分な長さを有している。
また、貨物艙強度もホットコイル等の重量物に対応できるよう十分に配慮している。
3.本船は、国際船級協会連合(IACS)の統一規則S25に沿って設計され、オペレーションの自由度と構造安全性向上の両立を実現している。
4.主機関には軽量・コンパクト・高出力で排ガス環境基準を満足した最新式エンジン、三井−MAN B&W ディーゼル機関 6S50MC−Cを搭載し、運航スケジュールにフレキシブルに対応できる余裕のある馬力設定(常用出力=約75%最大出力)で十分な速力性能を有しており、また常用出力にて最適なマッチングとしている。
5.海洋環境保護のため、航海中のバラスト水の交換を可能としている。
6.発電機関もIMO環境基準を満たしている。