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テルモ、中国メーカーと輸液ポンプのODM供給・開発契約を締結

2011-06-11

中国における事業拡大と持株会社の申請について


 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅 祐太郎)は、これまで、心臓血管領域でのカテーテルビジネスを中心に中国での事業を展開してきました。現在、中国医療市場は急速な医療インフラの整備により、都市部から全土へ拡大しつつあります。テルモは拡大する中国市場において、現地での製品開発・生産体制を整備するとともに販売体制を強化し、カテーテルに加え、輸液や輸血関連領域での事業拡大を図ってまいります。


1.輸液関連領域への本格参入

 その第一弾として、テルモは、中国の国内企業で輸液ポンプのトップメーカーである、北京科力建元医療科技有限公司(BEIJING KELLYMED CO.,LTD、本社:北京)と輸液ポンプのODM供給および開発契約を締結し、現在、急速に拡大している2級病院市場を中心に7月より販売を開始します。これに伴い、深セン市保安医療用品有限公司(本社:深セン)、広東龍心医療器械有限公司(本社:広州)の2社との提携により、両社の持つポンプ用輸液セットの販売も合わせて開始します。

 また、静脈留置針についても、現地メーカーとODM 契約の締結を予定しており、今夏にも販売を開始します。テルモでは、成長著しい留置針市場での売上げ拡大を図るため、現在、ODM品に加え中国で針刺し防止機構付留置針の自社開発も同時に進めており、2012年に発売を予定しています。


2.血液システム事業モデルの確立

 輸血関連領域においては、ベッドサイドでの輸血時に使用する白血球除去フィルターで実績のある南京双威生物医学科技有限公司(本社:南京)との提携により、フィルター付き血液バッグの販売をこのほど開始しました。中国では急速な医療ニーズの拡大により、血液、特に血漿と血小板が常に不足状態になっています。テルモは、血液バッグから成分採血装置までの幅広い品揃えで、拡大する輸血需要に対応することで、中国における血液システム事業モデルを確立してまいります。


3.中国持ち株会社の申請と販売拠点の拡大

 テルモは、中国市場で年平均30%の伸長を続けてきました。中国の医療機器市場は、今後10年で年平均成長率15%と予測されています。テルモは、急成長を続ける中国市場で、現地での開発・生産・販売体制をより一層強化するため、このたび持株会社として「テルモ(中国)投資有限公司」の設立を申請しました。今後、中国でのビジネスモデルを早期に確立し、中国での国内生産品の販売比率を、現在の約5%から2015年度には約50%程度に引き上げてまいります。また販売拠点については、現在の8拠点に加え、今年度中に南京、西安、済南、深セン長春の5拠点を新設します。今後は、さらに事業拡大を加速させ、2013年度の売上高は、現在の約2倍の200億円強(*1)を目指します。


以上


(*1)1US$=80円で換算
 本リリースに掲載されている売上予想ならびに将来予測は、現時点で入手可能な情報に基づき、当社で判断したものであり、潜在的なリスクや不確実性が含まれています。そのため、さまざまな要因の変化により、実際の業績等が記載されているものと異なる可能性があります。また、希望小売価格などの情報はリリース発行日時点のものであり、将来的に変更される可能性がありますので、ご承知おきください。

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