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ステラケミファと三菱化学、リチウムイオン電池用電解質などの事業提携を検討開始

2011-06-06

リチウムイオン電池電解質および半導体製造用高純度薬品に関する事業提携の検討開始について


 ステラケミファ株式会社(本社:大阪市中央区、社長:深田 純子、以下「ステラケミファ」)と三菱化学株式会社(本社:東京都港区、社長:小林 喜光、以下「三菱化学」)は、このたび、リチウムイオン電池用電解液の主原料である六フッ化リン酸リチウム(LiPF6、以下「電解質」)および半導体製造用高純度薬品に関して、下記のとおり事業提携に向けた検討に着手することで合意しました。


               記

1.リチウムイオン電池電解質の欧米における製造拠点の新設検討
 リチウムイオン電池は、ハイブリッド車電気自動車市場の拡大により世界的な需要増加が見込まれています。
 ステラケミファは、高純度電解質のトップサプライヤーとして、今後の需要拡大に着実に対応するため、製造能力の増強と製造拠点の分散が課題となっています。
 三菱化学は、リチウムイオン電池部材事業を成長事業と位置づけ、積極的なグローバル展開を図っています。電解液については、英国および米国での製造拠点新設を決定しており、これら拠点における安定的な原料調達が課題となっています。
 このため両社は、欧米における電解質供給体制の強化を目的として、欧米での製造拠点新設に向けた合弁会社設立等の事業提携の検討に着手します。


2.半導体製造用高純度薬品の日本国内における製造拠点の新設検討
 半導体製造用高純度薬品は、半導体製造プロセスの様々な段階で使用されており、半導体市場の拡大により世界的な需要増加が見込まれています。
 ステラケミファは、高純度フッ酸系薬品のトップサプライヤーとして、国内外の半導体顧客へ高純度フッ酸、バッファードフッ酸等の高純度薬品を納入しており、今後の需要拡大に着実に対応するため、製造能力の増強と製造拠点の分散が課題となっています。
 三菱化学は、日本および台湾を中心とするアジア地区において、半導体用高純度薬品の積極的な事業展開を図っており、国内外の顧客への安定供給を行う上で、高純度フッ酸を含む高品質な原料の調達が課題となっています。
 このため両社は、半導体用高純度薬品の供給体制の強化を目的として、日本国内での製造拠点新設に向けた合弁会社設立等の事業提携の検討に着手します。


以 上

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