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米ビシェイ、近接とアンビエントライトセンサーを一つのパッケージに統合したデモキットを発表
ビシェイ社、近接+アンビエントライトセンサーを
一つのパッケージに統合したVCNL4000を使った新しいデモキットを発表
2つのインターフェースパネルと調節可能な性能パラメータを提供し、
お客様のアプリケーションでのVCNL4000の評価を容易且つ安価に
ビシェイ・インターテクノロジー社(米国ペンシルバニア州、NYSE: VSH、日本法人:ビシェイジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:小澤政治)は本日、本日、近接及びアンビエントライトセンサーを一つのパッケージに統合したVCNL4000を使った新しいデモキットを発表しました。このデモキットは、VCNL4000が実装されたPCBとデモソフトで構成され、設計者はご自分のアプリケーションとUSBインタフェースでつなぐ事ができ、VCNL4000の評価を容易且つ安価に行うことができます。
*製品写真は添付の関連資料を参照
VCNL4000は、IRエミッタ、近接フォトダイオード、アンビエントライトディテクタ、信号処理IC、I2Cバス通信インタフェースを、3.95mm x 3.95mm x 0.75mmの小型リードレス表面実装パッケージ(LLP)に統合した製品です。
VCNL4000デモキットソフトウェアには、アンビエントライト機能、近接機能を持つ二つのインターフェースパネルが含まれています。設計者はセンサーの主な性能パラメータを調節しながら、お客様のアプリケーションでの効果を確認することができます。また、様々なケース、ウィンドウ素材を試しながら、センサーの感度や出力における変化を測定することも可能です。
近接機能ソフトウェアは、エミッタ電流、サンプリングレート、サンプリングモード、および出力測定単位を調節出来ます。また、ノイズとオフセットの自動補正やセンサー出力のフルダイナミックレンジ、アクティブダイナミックレンジを表示する2つのディスプレイを提供します。
アンビエントライト機能では、サンプリングレート、サンプリングモードが調節でき、温度ドリフトの自動補正や近接機能と同様のフルダイナミックレンジ、アクティブダイナミックレンジを表示する2 つのディスプレイがあります。出力単位はカウント数とルクスで表示されます。
新しいVCNL4000は、コンピュータや産業用機器、ディスプレイに加え、スマートフォン、タッチフォン、PDA、GPS ユニット、デジタルカメラなどの携帯機器向けに最適で、タッチスクリーンのオン/オフを制御する近接センサーとして省電力化に寄与します。また、ディスプレイ/キーパッドのコントラスト制御や調光用にアンビエントライトセンサーとしても機能します。
VCNL4000は、これらのアプリケーションに必要な回路すべてを一つのデバイスに内蔵しているため、光バリアや、IRエミッタとフォトダイオードの光学的アライメントを個別に行う必要が無く、設計と開発プロセスを大幅に簡素化します。
VCNL4000デモキットのサンプルおよび製品は、5月に提供を開始する予定です。
■ビシェイ・インターテクノロジー社について
ビシェイ・インターテクノロジー社はニューヨーク株式市場上場(VSH)のフォーチュン1000企業で、世界最大手のディスクリート半導体(ダイオード、MOSFET、赤外線オプトエレクトロニクス等)および受動電子部品(抵抗製品、インダクタ、コンデンサ等)メーカーのひとつです。同社の部品はコンピュータ、自動車、コンシューマー、通信、軍用、航空宇宙、電源、医療等多種多様な業界の製品に組み込まれています。ビシェイは革新的な製品、企業買収における優れた戦術、「ワンストップショップ」サービスで、業界のリーダーとしての地位を確固たるものにしています。詳細は、ビシェイ社のホームページをご参照ください。http://www.vishay.com