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デンソーと豊田通商とエー・アンド・デイ、医療機器メーカー「ユネクス」に共同出資

2011-05-28

デンソー豊田通商エー・アンド・デイ
医療機器メーカー「ユネクス」に共同出資



 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明、以下:デンソー)、豊田通商株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:清水 順三、以下:豊田通商)、株式会社エー・アンド・デイ(本社:東京都豊島区、代表取締役 執行役員社長:古川 陽、以下:エー・アンド・デイ)は、医療機器メーカーの株式会社ユネクス(本社:名古屋市中区、代表取締役 貴田 昭一、以下:ユネクス)に共同出資しました。

 ユネクスは、動脈硬化の検査である「血管内皮機能検査」を代表するFMD(血流依存性血管拡張反応検査)検査装置のメーカーで、高い測定精度から、多くの大学病院などに納入実績があります。今回の共同出資は、ユネクスがこれまで培ってきたFMD測定に関する技術に加え、出資会社3社の持つ固有の技術と販売ネットワークの活用により、更に高い競争力のある新製品の開発力及び販売力の強化を狙いとしています。

 3社による出資後の持株比率は、デンソー:25.7%、豊田通商:25.0%、エー・アンド・デイ:7.2%、現ユネクス役員関係:21.4%、その他:20.7%となります。なお、出資後の経営については、引き続き現行ユネクスの経営陣を中心に担当します。


<株式会社ユネクス 会社概要>
 設立:2003年11月
 所在地:名古屋市中区栄2丁目6−1
 売上高:3億25百万円
 事業概要:医療機器の開発・製造・販売
 資本金:5億70百万円
 従業員:15名


※出資比率・出資比率など詳細は、添付の関連資料を参照


<動脈硬化を早期に診るユネクスのFMD(Flow−mediated dilation)検査装置について>
 日本における死因の約3割が心疾患や脳血管疾患です。その背後には高血圧、糖尿病、脂質代謝異常、肥満などによる動脈硬化があります。動脈硬化に関わる患者数は1,282万人にのぼり、癌患者の約10倍に迫ります。平成20年度の一般診療医療費25兆9,595億円のうち「循環器系の疾患」は、5兆2,980億円と最も多く、動脈硬化の予防は、医療費の削減とともに健康長寿社会を構築するうえでの重要な課題となっています。

 従来の動脈硬化の測定は、動脈硬化がある程度進行した段階を評価する検査でした。動脈硬化性疾患の増加に伴い、早期の段階での動脈硬化を評価するために約20年前に超音波装置を用いて血管の内皮機能を評価するFMD検査が提案され世界中で研究が行われました。その結果、学術的に優れた業績が多数出されましたが、この検査に求められる高度な測定技術が妨げとなり広くは普及しませんでした。
 ユネクスは、世界で初めてFMD検査に特化した専用装置「ユネクスイーエフ」を開発し、製品構想から2年弱の2005年に薬事承認を取得しました。その後、大学、一般病院、診療所において採用され、動脈硬化の早期検査装置として高い評価を受けています。

 最近では、徳島県が推進しているメディカルツーリズムの糖尿病検診の動脈硬化早期診断プログラムに活用さ れ注目を集めています。
 今後は、高血圧や糖尿病、脂質異常症等の治療の効果測定だけでなく、日常の運動や食事の改善による血管内皮機能への効果を測定し、継続的な生活習慣改善のモチベーションにつなげるツールとして積極的に活用されることが期待されています。

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