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NEC、基本機能をパッケージ化した「M2Mサービスプラットフォーム」を開発
NEC、M2Mサービスプラットフォームを開発
〜短期間かつ低コストでM2Mサービスを実現可能〜
NECは、企業や通信事業者がM2M(注1)サービスを開始する際に必要となる基本機能をパッケージ化した「M2Mサービスプラットフォーム」を開発しました。
昨今、農業や環境、エネルギー、交通、物流などの分野でM2M技術を利用したサービスが開始されています。一方、現状では各サービス事業者がM2Mサービスに求められる機能やシステムを個別開発しており、サービスの更なる普及のためにも、システム開発期間やコストをいかに削減するかが課題となっています。
「M2Mサービスプラットフォーム」は、センサや自動販売機などM2Mサービスに接続する機器の認証・制御機能、各機器からのデータ収集・蓄積機能、セキュリティ機能など、M2Mサービスに求められる基本機能をパッケージ化して提供するものです。本プラットフォームの採用により、企業や通信事業者はM2Mサービス用のシステム開発を効率化でき、個別開発の場合と比べて開発期間を約3割、導入コストを約2割削減することが可能となります(注2)。
また、本プラットフォームは、ETSI(欧州電気通信標準化機構)やOMA(Open Mobile Alliance)、BBF(Broadband Forum)のTR−069などの国際標準化技術に準拠しており、多様な機器との相互接続性を有しています。さらに、位置情報プラットフォームや認証連携プラットフォーム、課金プラットフォームなど、NECが既に提供している他のパッケージ製品と組み合わせることで、より高機能なM2Mサービスを開発することも可能です。
NECは今後、デバイス事業者やサービス事業者との連携を深めながら、本プラットフォームをベースにした事業を2011年上期中に開始する予定です。特に、農業、環境、エネルギー、交通・物流、機械遠隔管理、ホームの6領域をメインターゲットとして、サービス事業者毎に最適なM2Mソリューションを提供していきます。さらに、NEC自らも、本プラットフォームを活用したクラウド事業を展開していく予定です。
なお、NECは、M2Mサービスプラットフォームを2011年5月25日〜27日に開催されるワイヤレスジャパン2011に出展し、デモンストレーションとセミナーを行います。詳細は別紙をご参照ください。
【別紙1】ワイヤレスジャパン2011におけるM2M関連の展示・セミナー
【別紙2】NECのM2Mサービスプラットフォーム
※添付の関連資料を参照
以上
(注1)
Machine to Machineの略。センサ、自動車、自動販売機、家電製品などの機械をネットワークに接続し、通信を行うことで情報の収集や装置の制御を行う技術。
(注2)
NEC調べ。
■本件に関するお客様からのお問い合わせ先
ネットワークサービスシステム事業部
Eメール: contact@m2m.jp.nec.com