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日本板硝子、ベトナムに太陽電池とタッチパネル基板用のフロートラインを増設

2011-05-26

ソーラー用ガラスフロート窯及び
タッチパネル向けガラスフロート窯の増設について



 今般当社グループは昨年11月発表の戦略的経営計画(SMP)の「高付加価値商品の拡大」の一貫として、ベトナムにおいて新たに2基のフロートラインの増設を計画致しましたのでお知らせします。

 1基は今後とも拡大が予想される薄膜系太陽電池基板ガラス生産専用のオンラインコーティング装置設置窯で、もう1基は近年拡大の著しいタッチパネル基板用での使用が増加中の超薄板ガラス(UFF)専用生産窯となります。

 投資額はあわせて約3億2千万USドル(約260億円)で、稼働時期は両ラインとも2013年内を予定しております。完成時点で2窯合計で約400名の新規雇用を見込んでいます。

 設置場所は当社100%子会社ベトナムグラスインダストリーズ(VGI)社敷地内となります。VGI社では本年3月よりソーラー専用フロート窯を稼動させており、今回の投資完了時点で3窯のフロートラインを操業することとなります。グループの既存ラインと合わせての最適生産化を図り、輸出を中心としながらベトナム国内の需要先にも供給していく予定です。なお本計画はベトナム当局の認可を前提としております。

 ソーラー用オンライン窯は今回の投資により、日本1、北米2、欧州2、ベトナム2の合計7窯体制となります。薄膜系基板ガラスのグローバルリーダーとして今後ともグローバルに顧客の要望に応えてまいります。

 また、超薄板(UFF)窯は日本1、ベトナム1の2窯体制となります。タッチパネル市場はここ1−2年急速な拡大を見せています。当社のUFFは、従来より中小型液晶用基盤として広く使用されていましたが、タッチパネル用基板ガラスとしての使用が急速に拡大しています。長年にわたる当社の超薄板ガラスにおける技術・開発力を発揮し、カバーガラスなど他用途への拡大もはかり、今後ともグローバルな顧客のニーズに応えてまいります。


注:
 ベトナムグラスインダストリーズ(VGI)社(所在地:ベトナム南部のバリア・ブンタウ省ミースワン(ホーチミン市近郊))は弊社100%子会社です。当初2008年に建築用フロートライン1基を開設・稼動開始し、その後休止ののちソーラー用のフロートラインに設備改造いたしました(2011年3月)。

 ベトナムにおけるソーラーエネルギー市場向け専用フロートラインについて
 http://www.nsg.co.jp/press/2011/0119.html

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ホーチミン 太陽電池 ベトナム ブンタ

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