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パナソニックとパナソニック デバイスSUNX、株式交換による完全子会社化に関する株式交換契約を締結

2016-12-23

パナソニック株式会社によるパナソニック デバイスSUNX株式会社の
株式交換による完全子会社化に関する株式交換契約締結のお知らせ


 パナソニック株式会社(以下「パナソニック」といいます。)及びパナソニック デバイスSUNX株式会社(以下「SUNX」といいます。)は、本日開催のそれぞれの取締役会において、パナソニックを株式交換完全親会社とし、SUNXを株式交換完全子会社とする株式交換(以下「本株式交換」といいます。)を行うことを決議し、両社間で株式交換契約(以下「本株式交換契約」といいます。)を締結しましたので、お知らせいたします。
 本株式交換は、平成29年2月開催予定のSUNXの臨時株主総会の決議による本株式交換契約の承認を受けて行われる予定です。なお、パナソニックについては、会社法第796条第2項の規定に基づく簡易株式交換の手続きにより、株主総会の決議による承認を受けずに行われる予定です。
 本株式交換の効力発生日(平成29年3月27日(予定))に先立つ平成29年3月22日に、SUNX株式は上場廃止(最終売買日は平成29年3月21日)となる予定です。

   記

1.本株式交換による完全子会社化の目的
 パナソニックは、大正7年の創業以来、「事業活動を通じて、世界中の人々のくらしの向上と、社会の発展に貢献する」という経営理念のもと、総合エレクトロニクスメーカーとしてグローバルに事業を展開してまいりました。平成23年には、グループの力をより一層高めるため、パナソニック電工株式会社(以下「パナソニック電工」といいます。)及び三洋電機株式会社の完全子会社化を実施しました。近年では顧客・社会へのお役立ち領域をさらに拡大するため、「A Better Life,A Better World」のブランドスローガンを掲げ、家電に加え、車載や住宅、B2B事業に注力しております。
 SUNXは、昭和44年にロボットの研究開発並びに電子応用機器及び自動制御機器の生産を目的として創業して以来、「センシングとコントロールを核に夢をかなえる技術とサービスでお客様とともにゆたかな未来をめざします」という企業理念のもと、センシングコントロール事業、プロセッシング機器事業及びEco・カスタム事業を営んでおり、現在では国内3拠点、海外2拠点を軸に事業を展開しております。パナソニックとの関係においては、昭和62年にFA(ファクトリーオートメーション)機器事業で松下電工株式会社(以下「松下電工」といいます。松下電工は、後のパナソニック電工であり、現在のパナソニックです。)と業務提携を行ったことに始まり、平成元年に松下電工と共同で販売会社である松下制御機器株式会社(現パナソニック デバイス販売株式会社)を設立したほか、平成12年には松下電工の連結子会社となり、平成16年に松下電工がパナソニックの連結子会社となったことに伴い、パナソニックの連結子会社となりました。その後、平成22年にパナソニック電工のFA機器事業を吸収分割により承継しました。現在では、パナソニックが注力するB2B事業において、センシングとコントロール技術を生かした高品位な製品を提供し、製造業向けソリューションの一角を担う会社と位置付けられております。なお、SUNXはパナソニックグループの一員として、製品にパナソニックブランドを冠しているほか、パナソニックの子会社であるパナソニック デバイス販売株式会社、パナソニック デバイス販売中国有限公司他8社に対して、製品の販売を行っております。
 昨今、SUNXを取り巻く事業環境は、大きく変化しつつあります。生産性向上に向けた工場等の自動化ニーズやサプライチェーンの効率化ニーズは飛躍的に高まっており、IoT(Internet of Things)の活用も広がりを見せております。SUNXの主力製品であるFA用センサやコントローラを含むFA機器への需要は大きく拡大しており、顧客からのネットワーク対応及びセット提案の要望は日々高まっております。大手の競合各社はFA機器事業を重点分野と位置付け、経営資源を集中して大手顧客を囲い込むなど、市場の拡大に連れて競争環境は激化しております。
 かかる状況下、パナソニックグループとしてFA機器事業を競合企業に伍して市場を上回って成長させていくためには、パナソニックとSUNXが双方の経営資源を共有・活用しながら、顧客が望むソリューションを提供することが必要であると認識しております。FA機器事業の開発・製造・販売を一体化させ、変化しつつある顧客ニーズに迅速に応えることが、FA機器市場におけるパナソニックグループの競争優位性を一段と高めるものと判断し、パナソニックはSUNXに対して、平成28年10月に本株式交換の申し入れを行いました。SUNXとしても、本株式交換により両社を資本面・事業面で完全に一体化することで、市場動向や競合動向の共有はもとより、パナソニックグループが保有する特許や開発リソースなどについて、柔軟かつ機動的に経営資源を共有・配分できるようになると考えております。また、家電、住宅、業務用設備から車載部品に至るまで幅広い製品を製造・販売するパナソニックグループの製造・物流現場のニーズ把握、パナソニックグループとしてのFA機器事業のより一層の強化、一体となった営業活動及び事業運営が可能となるものと考えております。
 こうした共通認識のもと、両社は複数回に亘って協議を行い、業界やその中における両社のポジショニング等についての認識を共有すると共に、今後の両社のあるべき姿についても議論を重ねてまいりました。その結果、パナソニックがSUNXを完全子会社化することで、顧客が求めるFA機器のネットワーク対応、セット提案を通じ、パナソニックにおいては重点事業領域である「B2B」が強化でき、SUNXの企業価値の向上のみならず、パナソニックグループ全体の企業価値の向上に資するという認識を両社で共有するに至り、本株式交換を行うことを決定いたしました。


 ※リリース詳細は添付の関連資料を参照




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サプライチェーン 松下電工 株式交換 三洋電機

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