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楽天、子会社「フュージョン」実施の第三者割当増資を丸紅が引き受け
丸紅のフュージョンへの経営参画について
楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)と丸紅株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:朝田 照男、以下「丸紅」)は、楽天の子会社で通信事業を営むフュージョン・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:相木 孝仁、以下「フュージョン」)が実施した第三者割当増資の全株を丸紅が引き受け、丸紅がフュージョンの経営に参画いたしましたことをお知らせします。
今回の第三者割当増資により、楽天のフュージョンへの出資比率(議決権比率)は50.03%、丸紅は33.34%となります。丸紅は、第二位株主として常勤取締役1名と非常勤取締役2名を派遣し、フュージョンの収益基盤のさらなる強化を図ってまいります。
フュージョンは、2007年8月に楽天グループ入りして以来、強みとするVoIP(*1)の技術を生かした電話事業とISP事業に注力し、経営体質の改善を図ってまいりました。
丸紅グループでは、フュージョンへの経営参画により、ICTビジネスに関係する主要子会社(丸紅情報システムズ株式会社、丸紅アクセスソリューションズ株式会社、株式会社イーツ等)の既存事業と、フュージョンのサービスとの間に高いシナジー効果が発揮されるものと見込んでおります。一方、楽天グループは、引き続き筆頭株主としてフュージョンの経営を担うとともに、楽天グループが展開する幅広いインターネット・サービスとフュージョンの通信サービスを組み合わせることにより、楽天経済圏および収益の拡大を図ってまいります。
【用語解説】
(*1)VoIP(Voice over Internet Protocol):
インターネットで使われているデータ伝送の仕組みを利用して音声通話をやり取りする技術。
【楽天株式会社の概要】
設立:1997年2月7日
資本金:1,078億円
事業内容:インターネット・ショッピング・モール(『楽天市場』)の運営をはじめ、
プリペイド型電子マネー事業、インターネットバンキング、オンライン証券、
ポータル・メディア事業等広範囲なインターネット・サービス提供のほか、
クレジットカード事業、トラベル事業、通信事業等を提供
所在地:東京都品川区東品川4−12−3 品川シーサイド楽天タワー
代表者:代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史
従業員:単体:3,042名 連結:7,119名(2010年12月31日現在)
【丸紅株式会社の概要】
設立:1949年12月1日
資本金:2,627億円
事業内容:食料、繊維、資材、紙パルプ、化学品、エネルギー、金属資源、機械、
開発建設、金融、物流、情報関連その他の広範な分野において、輸出入(外国間取引を含む)及び国内取引の他、各種サービス業務、内外事業投資や資源開発等
所在地:東京都千代田区大手町1丁目4番2号
代表者:朝田 照男
従業員:単体:4,020名 連結:30,626名(2011年3月31日現在)
【フュージョン・コミュニケーションズ株式会社の概要】
設立:2000年3月13日
資本金:20億円
事業内容:中継電話サービス及びIP加入電話サービスを中心とした通信サービス、及びインターネット接続サービス等の提供
所在地:東京都千代田区九段南2−3−1青葉第一ビル
代表者:代表取締役会長 三木谷 浩史、代表取締役社長 相木 孝仁
従業員:170名
以上