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アステラス製薬、高リン血症治療剤「キックリン顆粒86.2%」を発売

2016-12-10

高リン血症治療剤キックリン(R)顆粒
日本で新発売のお知らせ


 アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、高リン血症治療剤「キックリン(R)カプセル250mg」(一般名:ビキサロマー、以下「キックリン(R)カプセル」)の追加剤形として2016年9月21日に承認を取得した「キックリン(R)顆粒86.2%」(一般名:ビキサロマー、以下「キックリン(R)顆粒」)について、慢性腎臓病患者における高リン血症の改善の効能・効果で本日、新発売しましたのでお知らせします。患者さんの服薬時の利便性向上が期待できるキックリン(R)顆粒を日本市場に投入することにより、高リン血症治療に一層貢献できることを期待しています。

 腎機能が低下した慢性腎臓病患者では、腎臓からリンが十分に排泄されなくなるため、体内にリンが蓄積して高リン血症を発症します。高リン血症が持続すると、骨の痛みや骨折しやすい等の症状を特徴とする腎性骨症や、心血管系組織の石灰化による虚血性心疾患のリスクが高くなることが知られており、血清リン濃度を適正値に維持することは極めて重要とされています。ビキサロマーはアミン機能性ポリマーであり、消化管内でリン酸と結合し体内へのリン酸吸収を阻害することにより、血清リン濃度を低下させることが期待できます。

 ビキサロマーは、米国Ilypsa,Inc.(現 Amgen Inc.子会社)が創製し、2006年4月に同社と日本における独占的開発・販売に関するライセンス契約を締結し、アステラス製薬が日本での開発を手掛けていました。2012年6月26日に透析中の慢性腎不全患者における高リン血症の改善の効能・効果でキックリン(R)カプセルを発売し、2016年2月29日には、保存期慢性腎臓病患者における高リン血症の改善の効能・効果追加の承認を取得しています。

 キックリン(R)カプセルはアステラス製薬が販売し、アステラス製薬と株式会社三和化学研究所で共同販促を行っていますが、キックリン(R)顆粒についても両社で共同販促を行います。

 「キックリン(R)顆粒86.2%」の概要は以下の通りです。

 製品名:キックリン(R)顆粒86.2%(英名:Kiklin(R)Granules86.2%)
 一般名:ビキサロマー(英名:Bixalomer)
 効能・効果:慢性腎臓病患者における高リン血症の改善
 用法・用量:通常、成人には、ビキサロマーとして1回500mg(本剤580mg)を開始用量とし、1日3回食直前に経口投与する。以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日7,500mg(本剤8,700mg)とする。
 包装:キックリン(R)顆粒86.2%:100g
 薬価:キックリン(R)顆粒86.2%1g:102.80円
 薬価収載日:2016年11月18日
 発売日:2016年12月7日

 ※リリース詳細は添付の関連資料を参照


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