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オムロン、人の数と位置を高精度に検出する画像型人感センサーを発売
人の数と位置を高精度に検出する画像型人感センサーを発売
−省エネと快適性・生産性の向上を同時に実現−
オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長 CEO:山田義仁)は、人の数と位置を高精度に検出するビルオートメーション向け画像型人感センサー「HVC−F」を2017年4月に発売します。
「HVC−F」はビルや工場の天井に設置し、内蔵しているイメージセンサーでとらえた画像データをオムロン独自の画像センシング技術で処理することで、7.2m×7.2mの範囲にいる人の数とそれぞれの位置を検出できる人感センサーです。最大5mまでの高さから検出できるため、オフィスエリアや会議室だけでなく、ビルのエントランスホールやエレベーターホールなど天井の高い場所にも設置できます。また、「HVC−F」を複数台設置することで、さらに広いスペースにおける人の検知も同時に行えます。なお、人物を識別・特定する機能はありません。
※参考画像は添付の関連資料を参照
■活用例:
◇よりきめ細やかな空調・照明制御で省エネと快適性を実現
通常、ビルの自動照明には、人の存在を赤外線センサーでとらえ照明のスイッチを入切りして行いますが、「HVC−F」を用いることで、ユーザーは人の数と位置情報を元に、室内状況に合わせた最適な制御を行ない、更なるエネルギーコストの削減が可能となります。これまで温度センサーで室内の温度変化をとらえて制御してきた空調も、人の位置と人数に応じて緻密にコントロールでき、省エネと快適性の向上を両立します。
◇オフィス空間の有効活用に向けた新たなサービスを創出
「HVC−F」を会議室の予約システムなどと連携させることで、会議室の実際の使用状況や使用人数に応じて、ビルに入居している企業などにオフィス空間の有効活用策を提案するといった新たなサービスの創出にも役立ちます。
◇工場の生産現場における生産性を向上
人の位置や数を「見える化」することで作業者の時間ごとの活動位置を捉え、分析した情報をもとに生産現場におけるラインや機器のレイアウトを最適化する等、生産現場の効率向上を実現します。
現在、オムロンでは顧客企業各社と「HVC−F」の活用効果を検証するさまざまな実証実験を行いながら、快適性や生産性の向上につながる活用方法を顧客に提案しています。
2014年4月に決定された政府の「エネルギー基本計画」では、エネルギー消費の少ない「ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)」の実現が目標設定され、オフィスビル等で省エネ対策の更なる強化が求められています。オムロンは、「HVC−F」をはじめ、様々な人と環境をセンシングできる技術を提供し、省エネ・快適空間を創造するスマートビルディングや、IoT時代における生産性向上に配慮したスマートファクトリーの実現に貢献していきます。
当社は「HVC−F」を、2016年12月14日(水)から16日(金)まで、東京ビッグサイトで開催される「スマートビルディングEXPO」に展示します。
■主な仕様
※添付の関連資料を参照
■オムロン株式会社について
オムロン株式会社は、独自のセンシング&コントロール技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約38,000名の社員を擁し、110を超える国や地域で商品・サービスを提供しています。詳細については、http://www.omron.co.jp/をご参照ください。
○お客さまからのお問い合わせ先
オムロン株式会社
エレクトロニック&メカニカルコンポーネンツビジネスカンパニー
営業統轄本部 マーケティング部
TEL:03−6718−3667