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セブン&アイHD、不動産開発・管理体制の再編を実施
不動産開発・管理体制の再編に関するお知らせ
本日、当社はセブン&アイグループが保有する不動産の有効活用に向け、不動産開発・管理体制の再編を実施いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
I.組織再編の目的
当社は、平成28年5月26日に開催された第11回定時株主総会にて承認を受けた新経営体制のもと、持株会社としての役割と機能を強化し、事業会社へのサポートと監督、最適な資源配分を進め、中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現を目指しております。
同年10月6日には平成29年度を開始年度とする中期3カ年計画を発表し、構造改革の必要な株式会社イトーヨーカ堂及び株式会社そごう・西武については、店舗運営単独で資本コスト以上の収益を上げることが難しい中、不動産再開発の視点を積極的に取り入れることを決定いたしました。
このような中、再生可能な不動産等の固定資産をグループ横断的に管理・有効活用できるよう組織を再編し、商業施設や地域のニーズに則した複合施設の再開発を進めてまいります。
II.組織再編の要旨
(1)当社100%出資の不動産管理会社に組織再編
イトーヨーカ堂の完全子会社である株式会社モール・エスシー開発が有するノウハウと免許・許可・登録等を活用するため、同社を当社の完全子会社とする。
(2)商号の変更
将来的にグループの不動産管理全般を統括するという役割を内外に認知いただくため、商号を「株式会社モール・エスシー開発」から「株式会社セブン&アイ・クリエイトリンク」へ変更。
(3)新組織の発足
モール・エスシー開発の組織体制及び従業員を引き継ぐ一方、グループの人的資源を投入して不動産再開発及び構造改革を推進するため、新たにソリューション本部を設置するとともに、首都圏における新たな業態開発に向け、新業態開発本部を設置する。
III.スケジュール
平成28年11月1日
当社によるグループ組織再編方針の決議
平成28年11月8日
イトーヨーカ堂の臨時株主総会において、当社へのモール・エスシー開発株式譲渡を決議
モール・エスシー開発の全株式を適格現物分配として交付
(効力発生日:11月30日)
平成28年11月30日
モール・エスシー開発の臨時株主総会において、商号変更を決議
(同日効力発生日)
なお、組織再編全体のプロセスイメージは以下の通りです。
※参考画像は添付の関連資料を参照
IV.新会社の概要
(1)商号:株式会社セブン&アイ・クリエイトリンク(旧株式会社モール・エスシー開発)
(2)本店所在地:東京都千代田区二番町8番地8
(3)代表者:近藤 悦啓(こんどうよしひろ)
(4)主な事業の内容:
商業施設等の開発、賃貸、管理・運営
不動産の売買、賃貸、仲介、調査、コンサルティング
(5)資本金:622,500,000円
(6)組織再編日:平成28年11月30日
(7)決算期:2月
(8)株主構成:株式会社セブン&アイ・ホールディングス100.0%
V.今後の見通し
本組織再編が、当社の平成29年2月期の連結業績に与える影響はございませんが、中長期的に当社業績の向上に資するものであります。
以上