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鹿島、戻りコン再生セメントを使用したコンクリート「エコクリートR3」を開発
戻りコンを再びコンクリートに、究極の資源循環を実現
戻りコン再生セメントを使用したコンクリート「エコクリート(R)R3」
鹿島(社長:押味至一)は、三和石産株式会社(神奈川県藤沢市、社長:中田泰司)、東海大学笠井哲郎教授と共同で、環境省の環境研究総合推進費(3J153001)による研究助成を受け、戻りコンクリート由来のスラッジ再生セメント「Cem R3」(セムアールスリー)と、これを使用したコンクリート「エコクリートR3」を開発しました。全国で年間400万tに達するとされ、現状はほとんどが処分されている戻りコンをコンクリートの製造に再利用するという、他には類を見ない技術です。
鹿島は、環境影響に配慮したコンクリートを「エコクリート(R)」シリーズとして開発を継続しています。今回開発したエコクリートR3で、資源循環型社会の形成に寄与してまいります。
※参考画像は添付の関連資料を参照
【開発の背景】
建設業の工事現場では、受入れ検査に使用した生コンなど、注文したコンクリートの1〜2%がやむを得ない理由から使用できず、そのほとんどは再利用されることなく処分されています。首都圏など一部の地域においては、戻りコンの引き取りを有料化する動きが出るなど、環境負荷低減の観点から、その減量・再生が大きな課題となっています。
そこで、鹿島など3者は、建設副産物である戻りコンを再利用したセメントを開発するとともに、究極の資源循環を図る、画期的なコンクリート製造技術の確立に至りました。
※リリース詳細は添付の関連資料を参照