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富士電機、IEC規格に準拠した「145kVガス絶縁開閉装置」を発売

2016-11-29

IEC規格に準拠した「145kVガス絶縁開閉装置」の発売について


 富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、IEC規格に準拠した「145kVガス絶縁開閉装置(以下、GIS)」を発売しましたので、お知らせいたします。

1.背景
 開閉装置は発電所や変電所において、電路の開閉(電流のオン・オフ)や、短絡時などに設備の保護を行う製品です。GISは開閉装置の一つで、開閉装置を構成する断路器や遮断器を、ガスが充てんされた密閉容器内に納め、絶縁します。空気による気中絶縁に比べて開閉装置をコンパクトにできることなどから、主に都市部で普及してきました。当社は1970年に72kV GISの初号器を納入して以来、72kVから300kVまでラインアップし、多くの納入実績があります。
 現在、世界的なエネルギー需要の拡大から発電所や変電所の建設が進み、開閉装置の需要も増加しています。当社は、アジアを中心にグローバルでの事業拡大を推し進めており、このたびIEC規格に準拠したGIS「SDH714」を開発しました。アジア・中近東の電力会社や、現地の日系企業向けに拡販していきます。なお、日本市場向け製品(JEC規格準拠)は、2017年度に発売予定です。

2.製品の特長
(1)小型・軽量化で設置費用を大幅に低減
 遮断構造を見直すとともに、密閉容器にアルミ合金を採用するなどにより、業界最小・最軽量クラス(当社従来製品比で据付面積30%減、重量35%減)を実現しました。屋内設置の場合には建屋の費用が、屋外設置の場合には基礎工事費用が大幅に低減されます。

(2)開閉操作機構の部品交換回数を半減
 遮断器や断路器の耐久性を高め、IEC規格のクラスM2(1万回の連続開閉試験に合格)を満たしました。従来製品(クラスM1:試験回数2千回)に比べて、開閉操作機構の部品交換回数を半減します。

 *製品画像は添付の関連資料を参照

3.製品仕様
 定格電圧:72.5〜145kV共用
 定格電流:3,150Aまで
 定格遮断電流:40kA
 遮断器操作方式:電動蓄勢ばね
 寸法(mm):W900×D4,685×H3,415

4.発売時期
 即日

以上



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