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日立、中国・健信社とMRIシステム用超電導磁石およびサブシステムの共同開発で合意

2016-11-19

日立と中国の健信社がMRIシステム用超電導磁石およびサブシステムの共同開発で合意


 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と、中華人民共和国(以下、中国)の寧波健信核磁技術有限公司(Chairman:許 建益/以下、健信社)は、11月7日にMRIシステムの製品競争力強化に向け、超電導磁石およびサブシステムを共同開発することで合意しました。

 日立は、ヘルスケア分野を社会イノベーション事業における注力4事業分野の一つと位置づけ、超音波診断装置、MRIシステムや粒子線がん治療システムなどの診断・臨床分野からITを活用したサービス、地域包括ケアなどのインフォマティクス分野まで、医療の質向上と効率化を実現するソリューションを提供しています。日立のMRIシステムは、オープンMRIシステムから3テスラ超電導MRIシステムまでフルラインアップを揃えており、開発のコンセプトである「Patient Friendly」を実現した、圧迫感の少ない検査空間など、幅広いユーザーに受け入れられています。
 健信社は、MRIシステム用の永久磁石や超電導磁石を開発、製造、販売する中国トップクラスの磁石メーカーです。日立は2003年以降、健信社からもMRIシステム用永久磁石を採用しており、両社は良好な関係を築いています。

 高齢化の進展や新興国経済成長を背景にヘルスケア産業は拡大しており、医療機器の世界市場は約8%の市場成長率を維持し、2018年度に約4,500億ドル(*1)と見込まれています。MRIシステムなどの画像診断装置は、先進国では予防医療の強化、また新興国では医療インフラの充実を目的に、今後も、継続的に需要が見込まれる市場です。特に、中国において、2015年のMRIシステムの販売台数は約1,500台であり、世界最大規模(*2)の市場となっています。
 日立と健信社は、これまでの関係を発展させ、それぞれが持つMRIシステム開発と磁石開発の強みやノウハウを生かし、装置の性能を最大限に引き出すための超電導磁石、および、高周波回路や傾斜磁場コイルなどを最適に制御するサブシステムを共同で開発して、信頼性に優れ、より高画質なMRIシステムを実現します。
 日立は、共同開発したMRIシステムを成長の著しい中国市場をはじめ、世界中で販売して、画像診断機器事業を拡大します。

 今後も、日立と健信社は、顧客ニーズを先取りした製品を開発し、医療のさらなる発展に貢献していきます。

 *1:出典:経済産業省経済産業省における医療機器産業政策について」(2015年11月)
 *2:当社調べ。


以上





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