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オートバックスセブン、ブロックチェーン技術を活用した中古カー用品の個人間売買を検証
ブロックチェーン技術を活用した
中古カー用品の個人間売買の実証実験結果に関するお知らせ
株式会社オートバックスセブン(代表取締役:小林 喜夫巳、以下オートバックス)は、株式会社ベイカレント・コンサルティング(代表取締役:萩平 和巳、以下ベイカレント)と共同で、2016年8月より、ブロックチェーン技術を活用した個人間売買プラットフォームを試験的に構築し、中古カー用品の個人間売買の実現可能性について検証してまいりました。
両社はブロックチェーン技術の先進性に着目し、購入、二次流通、廃棄といった各商品のステータスや、商品の所有権を担保できること、システム構築におけるコストメリットが期待できることから、本技術を活用した個人間の物品売買プラットフォームを試験的に構築し、そのメリットの確認を行う実証実験を共同で行ってきました。今回の実験では、個人間の売買取引プロセスの内、「購買商品の登録」、「売買のマッチング」、「購買履歴の検索」の主要プロセスを抽出し、ブロックチェーンの主要技術である分散アプリケーションプラットフォーム(Ethereum)を用いて、それらの機能を実現しています。
※参考画像は添付の関連資料を参照
今回の実証実験により確認された、ブロックチェーン技術を個人間売買のシステムに活用するメリットは以下の通りです。
・自社が介入せずに、ユーザー同士の操作だけで、売買契約が成立
・商品の所有権やステータスを、改ざん不可能な履歴として管理可能
なお、ビジネス化にあたっては、売買成立後の商品取り外しや取り付けについてオートバックスの店舗スタッフがサポートする想定であり、サービス向上のみならず、一般的に個人間売買のデメリットと言われる「買取価格を正当に評価できない」といった課題に対しても改善が見込まれます。
一方、実際に運用する場合のオペレーションユーザビリティや、期待されたコストメリットの面では改善の余地があるため、今回の実証結果を踏まえて、中古カー用品の個人間売買以外にもブロックチェーン技術の活用を引き続き検討してまいります。
今後も「『クルマのことならオートバックス』とお客様から支持・信頼される活動の実践」という当グループ方針に基づき、クルマのことなら何でもご相談いただける店舗を目指します。
以上