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オリンパス、16種類の工業規格に対応したコンタミネーション解析システム「CIX100」を発売
自動車や航空部品などの工業製品洗浄市場向け
16種類の工業規格に対応したコンタミネーション解析システム「CIX100」を新発売
オリンパス株式会社(社長:笹宏行)は、科学事業の新製品として、主に自動車・航空部品の品質管理に必要な工業規格に対応したコンタミネーション解析システム「CIX100」を発売します。
自動車部品や航空部品などの工業部品の表面に付着した異物は、部品の信頼性・耐久性に影響を及ぼす可能性があるため、規定どおり洗浄が行われていることを検査することが必須となっています。今回発売する「CIX100」は、工業部品の洗浄油・洗浄液内の異物測定向けに開発された、コンタミネーション解析の専用システムです。高い信頼性と高速な検査を両立しただけでなく、工業規格に沿った顕微鏡検査や検査結果のレポート出力を簡単操作で行えます。当社は本製品の導入を皮切りに、日本の工業部品の洗浄市場に参入します。
●発売の概要
製品名:コンタミネーション解析システム「CIX100」
発売日:2016年11月16日
●主な特長
1. 最適化されたハードウェアと専用ソフトウェアにより、検査における優れた再現性と安定性を両立
2. サンプルの設置とソフトウェアの操作だけで一連の検査フローをカバーできる高い操作性
3. スキャン1回の高速検査で、高感度に異物を検出
4. 16種類の工業規格に対応し、規格に準拠した検査結果やレポートを簡単出力
※製品画像は添付の関連資料を参照
(科学事業とは)
主な製品は光学顕微鏡と工業用内視鏡および非破壊検査機器です。科学事業はこれらを通して、医療・生命科学・産業分野における研究開発、生産現場における品質向上、航空機や大型プラントなどの検査による社会インフラの安心・安全確保に貢献しています。
●市場導入の背景
自動車部品や航空部品などの工業部品の表面に付着した異物は、部品の信頼性・耐久性に影響を及ぼす可能性があるため、規定どおり洗浄が行われていることの確認を目的とした、洗浄油・洗浄液内の異物測定が必須となっています。洗浄油・洗浄液だけでなく、工業製品内の潤滑油・油圧作動油・ATF(自動変速機油)中のコンタミネーション(異物混入)管理も重要です。
これまでは検査対象となる油や液体をフィルターでろ過し、フィルターに残った異物の重さを計量する「重量法」が一般的でしたが、昨今では、異物の粒子サイズの分類に基づいた汚染度測定方法がさまざまな工業規格で明示されており、異物の粒子形状や組成を分析することのできる「顕微鏡法」への需要が高まっています。
※主な特長などリリース詳細は添付の関連資料を参照
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●ホームページ:http://www.olympus.co.jp