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日本産業機械工業会、平成28年度上半期(4月〜9月)の産業機械受注状況を発表

2016-11-16

平成28年度上半期 産業機械受注状況
(平成28年4月〜9月)


 平成28年度上半期の産業機械受注総額は、前年同期比91.3%の2兆1,430億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を下回った。

 内需は、前年同期比96.3%の1兆4,253億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を下回った。
 外需は、前年同期比82.8%の7,177億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては3期連続で前年同期を下回った。

1.需要部門別受注状況
(1)内需
 [1]製造業
  鉄鋼、情報通信機械、造船の減少により、前年同期比90.4%の5,280億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては4期ぶりに前年同期を下回った。
 [2]非製造業
  建設、電力、運輸・郵便の減少により、前年同期比90.7%の4,214億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を下回った。
 [3]民需
  [1]と[2]を加算した民需の合計は、前年同期比90.5%の9,495億円となり、年度上半期としては4年ぶり、年度半期としては7期ぶりに前年同期を下回った。
 [4]官公需
  地方公務が増加し、前年同期比112.8%の3,256億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を上回った。
 [5]代理店
  前年同期比105.4%の1,501億円となり、年度上半期としては4年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を上回った。

 なお、内需で増加した機種は、化学機械(含冷凍)(117.7%)、プラスチック加工機械(110.7%)、ポンプ(105.3%)の3機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(76.6%)、鉱山機械(59.8%)、タンク(64.7%)、圧縮機(98.3%)、送風機(99.8%)、運搬機械(94.7%)、変速機(95.9%)、金属加工機械(88.5%)、その他機械(97.5%)の9機種である(括弧の数字は前年同期比)。

(2)外需
 中東、南アメリカオセアニアで減少し、前年同期比82.8%の7,177億円となった。

 なお、外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(134.9%)、鉱山機械(129.8%)、運搬機械(119.1%)、変速機(102.6%)、その他機械(122.8%)の5機種であり、減少した機種は、化学機械(冷凍含)(51.4%)、タンク(4.5%)、プラスチック加工機械(91.6%)、ポンプ(67.3%)、圧縮機(67.2%)、送風機(34.2%)、金属加工機械(41.8%)の7機種である(括弧の数字は前年同期比)。

2.機種別受注状況
(1)ボイラ・原動機
 鉄鋼、電力の減少により、前年同期比94.5%の5,768億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を下回った。

(2)鉱山機械
 建設の減少により、同64.1%の104億円となり、年度上半期としては6年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を下回った。

(3)化学機械(冷凍機械を含む)
 外需の減少により、同86.6%の5,641億円となり、年度上半期としては
2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を下回った。

(4)タンク
 石油・石炭、外需の減少により、同19.1%の55億円となり、年度上半期としては3年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を下回った。

(5)プラスチック加工機械
 その他製造業が増加したものの、外需の減少により、同99.7%の992億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を下回った。

(6)ポンプ
 外需の減少により、同94.0%の1,673億円となり、年度上半期としては
2年ぶり、年度半期としては4期ぶりに前年同期を下回った。

(7)圧縮機
 外需の減少により、同83.1%の1,067億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を下回った。

(8)送風機
 外需の減少により、同83.2%の114億円となり、年度上半期としては4年ぶり、年度半期としては5期ぶりに前年同期を下回った。

(9)運搬機械
 食品、電力、卸売・小売、その他非製造業、外需の増加により、同100.8%の1,781億円となり、年度上半期としては3年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を上回った。

(10)変速機
 官公需の減少により、同97.0%の252億円となり、年度上半期としては4年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を下回った。

(11)金属加工機械
 金属製品、自動車、造船、外需の減少により、同62.4%の514億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を下回った。

(12)その他機械
 官公需、外需の増加により、同103.5%の3,464億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては3期連続で前年同期を上回った。

 ※以下の資料は添付の関連資料「平成28年4月〜平成28年9月 産業機械受注状況」を参照
  ・(表1)最近の産業機械の需要部門別受注状況
  ・(グラフ1)需要部門毎の推移(年度・受注金額)
  ・(表2)最近の産業機械の機種別受注状況
  ・(グラフ2)機種毎の推移(年度・受注金額)
  ・(表3)平成28年4月〜9月 主な需要部門別受注状況
  ・(表4)平成28年4月〜9月 需要部門別受注額累計



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南アメリカ オセアニア 製造業 官公需 民需 内需

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