ソフトバンク、IoTデータを活用したオープンプラットフォームの構築とデータ価値化検証のPoCを実施

IoTデータをビジネスに活用するオープンプラットフォームの
構築およびデータ価値化検証のPoC実施について


　ソフトバンク株式会社は、IoT（Internet　of　Things）の機能が組み込まれたコンシューマー向け製品および連携するアプリケーションから集められた利用データを分析し、あらゆる企業がさまざまなサービスの提供に活用できるオープンプラットフォームを構築します。また、IoT製品を提供するメーカーやeコマース・広告などのサービスを提供する企業７社と協力し、オープンプラットフォームを活用したデータ連携の具体化についての検討を進めていきます。その実現方法の検討にあたり、２０１６年１２月中旬以降、IoT家電の利用データを活用したPoC（Proof　of　Concept）（※１）を実施します。

　IoT製品および連携するアプリケーションの利用データの活用については、現在は各社とも、自社の製品から収集されたデータの活用が中心で、異なるメーカーの製品からの収集データと合わせた横断的なデータの活用は限定的になっていますが、今後、家電などのIoT化や連携するアプリケーションの利用が加速し一般家庭への普及が進めば、より便利な製品やサービスを求める企業やお客さまのニーズが高まることが予想されます。

　ソフトバンクは、各メーカーのIoT製品および連携するアプリケーションから集められた利用データおよびソフトバンクが所有する独自データ（※２）に基づき、専門知識と豊富な実績を持ったデータサイエンティストによる解析や利活用の検討を行い、本プラットフォームを通じて、利用データの新しい価値の創出やデータを活用したビジネスの事業化などにデータを有効に活用することができます。また、本プラットフォームを中心とする企業間の連携を通じて、お客さまと企業にとって価値あるサービスの提供を目指します。

　＊イメージ図は添付の関連資料「イメージ図１」を参照

■本オープンプラットフォーム構築およびIoT製品のデータ活用の検討における協力企業（※４）
　株式会社アイエスピー、アクア株式会社、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社、ソネット・メディア・ネットワークス株式会社、株式会社大広、株式会社電通、株式会社東芝（５０音順）

■PoC実施概要
　ソフトバンクの広告配信プラットフォームSoftBank　Ads　Platformで配信される広告を対象とした、ターゲティング広告への家電およびスマホアプリからの取得データの活用に関するPoCを、２０１６年１２月中旬以降に実施します。

　＊イメージ図は添付の関連資料「イメージ図２」を参照

　［注］
　　※１　Proof　of　Concept：概念実証。新たなアイデアの実現可能性を検証するための実験・分析。今回のPoCは、SoftBank　Ads　Platformで配信される広告で実施します。
　　※２　お客さまの性別や年代・端末の位置情報などについて、匿名化処理を十分に施した属性データ。なお、ソフトバンクでは各種情報をお客さまのプライバシーに配慮して安全かつ適切に利用しております。詳しくは「お客さま情報の利活用にあたってのプライバシー保護の取り組み」をご参照ください。
　　※３　イメージは、今後の検討により変更される可能性があります。
　　※４　PoCは、データ使用について利用者の利用許諾が取れた協力企業から実施します。

■SoftBank　Ads　Platformについて
　株式会社マイクロアドとの提携によるDSP（Demand　Side　Platform）や、株式会社ジーニーとの提携によるSSP（Supply　Side　Platform）、PMP（Private　Market　Place）など、両社の主要な広告配信サービス機能を有するソフトバンクの広告配信プラットフォームです。今回のPoCでは、株式会社マイクロアドとの提携事業であるソフトバンクDSPを利用します。

　効果的な広告配信を実現する「SoftBank　Ads　Platform」サービスを開始
　http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2016/20161013_01/

　・SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
　・このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。