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昭和電工、自動車用アルミ部品の東南アジア拠点を統合

2016-11-14

自動車用アルミ部品の東南アジア拠点を統合
マレーシアで一貫生産体制を構築


 昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)は、ショウティック事業の競争力強化を目的として、マレーシアのアルミニウム鋳造工場「ショウティック・マレーシア」(以下、STM)に、シンガポールのアルミニウム鍛造工場「ショウティック・シンガポール」(以下、STS)を統合することを決定しました。STMでは、来年上期より鍛造品の生産を開始します。

 当社グループのアルミニウム連続鋳造棒ショウティック(R)は、独自の連続鋳造技術により均一かつ微細な金属組織を実現し、高温強度・耐摩耗性・耐食性に優れた特性を有しています。
 また、この連続鋳造棒を素材として使用し強度・耐摩耗性・低熱膨張性の優れた特性をもつアルミニウム鍛造品を生産しています。これらの連続鋳造棒および鍛造品をショウティック事業として展開し、自動車コンプレッサー部品やエンジンピストン、サスペンションなどの用途に向けてご提供しています。

 現在、当社グループではショウティック事業の製造拠点として国内1拠点、海外3拠点を保有しています。喜多方事業所(福島県喜多方市)では鋳造・鍛造の一貫生産を行うとともに、マザー工場として生産技術力向上および新製品開発を手掛けています。また、海外においては、これまで鋳造工場であるSTM、鍛造工場であるSTSおよびポルトガルの「ショウティック・ヨーロッパ(以下、STE)」の体制で運営してまいりました。STMは、東南アジアにおけるショウティック事業の拡大および鋳造工程の2拠点化によるサプライチェーンの安定強化を目的として、2014年に操業を開始しました。世界的に自動車の軽量化ニーズが高まり、今後、アルミ自動車部品の需要拡大が予想される中、品質・生産性の向上および効率的な拠点運営によりグローバルでの競争力を強化し、ASEAN・中国・インド地域のニーズに的確に応えることを目的として、今回、STSの鍛造機能をSTMに移管し、鋳造・鍛造の一貫生産体制を構築することとしました。

 当社は、本年より開始した中期経営計画「Project 2020+」において、ショウティック事業を基盤化事業に位置付けています。喜多方事業所・STM・STEのグローバル供給体制によりお客様のご要望に迅速に応えるとともに、自動車軽量化に寄与する鋳造品・鍛造品材の開発を進め、事業競争力を一層強化していきます。

以上



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