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富士経済、LED照明・有機EL照明・レザーヘッドライトなど光源/照明市場の調査報告を発表
照明器具のLED化率が拡大。自動車分野などでのLED・レーザー採用の増加にも注目
光源/照明の市場を調査
■LED照明器具の国内市場は、2016年に5,000億円を突破する見込
有機EL照明器具の国内市場は、前年比5.5倍の22億円に拡大
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 清口 正夫 03−3664−5811)は、既存光源からLED光源へのシフトが進み、それに伴いLED照明に付加価値をもたらす照明制御システムの提案が進む国内の光源/照明市場と、グローバルの光源市場動向について調査した。
その結果を報告書「Special Appli.光源/照明市場 実態・技術・予測 2016年版」にまとめた。
<調査結果の概要>
■照明器具の国内市場
※グラフ資料は添付の関連資料を参照
2015年のLED照明器具の市場は前年比9.2%増の4,913億円となった。住宅用でダウンライトやシーリングライト、オフィス・ビルにおける大口の新設・リニューアル案件向けで光源一体型ベースライト、工場や倉庫の高天井用照明器具のLED化が進んでいることなどが市場拡大に寄与している。今後も従来照明器具からLED照明器具への置き換え、新規導入によって市場の拡大が予想されるが、LED化の進行によりリプレイス期間が長期化することで、2020年以降は市場縮小に向かうとみられる。
需要分野別では、2015年時点のLED照明器具の販売比率は数量ベースで住宅用85.8%、オフィス・ビル用85.7%、店舗用77.4%、施設用85.4%、屋外用74.6%である。住宅用はLEDダウンライトが大きく伸びたこと、オフィス・ビルや施設用では光源一体型LEDベースライトの販売が好調であったことやHID代替LED照明器具の販売が好調だったことを背景に、前年に比べてLEDの比率が大きく高まった。
有機EL照明器具の市場は、2016年は22億円が見込まれ、2018年には100億円を突破するとみられる。アプリケーションの開拓による普及が進み、2030年には570億円が予測される。
※リリース詳細は添付の関連資料を参照