シリコン・ラボラトリーズ、センサ・クラウド開発キット「Thunderboard　Sense」を発表

シリコン・ラボ、「Thunderboard(TM)　Sense」開発キットを発表
センサおよびコネクティビティの多彩なオプションを備え、RFの専門知識を不要にした新型キットにより、クラウド接続端末の開発を簡素化


　シリコン・ラボラトリーズ（本社：米テキサス州オースチン、Nasdaq：　SLAB、以下：シリコン・ラボ）は、モノのインターネット（IoT）に向けたバッテリ駆動の無線センサ・ノードに必要な、ハードウェアとソフトウェアすべてを含む、センサ・クラウド開発キット「Thunderboard(TM)　Sense」を発表しました。新機能をパッケージ化したThunderboard(TM)　Sense「インスピレーション・キット」には、６基のオンボード・センサ、マルチプロトコル型クラウド接続用Wireless　Gecko　SoC、OTA（無線）アップデート用の８MB外部フラッシュメモリ、プログラミングとデバッグを簡略化するオンボードSEGGER　J−Linkが含まれています。Thunderboard(TM)　Senseにはシリコン・ラボが提供する、導入後すぐに使用可能なクラウド接続IoTモバイルアプリが同梱されており、クラウド上での情報収集やデータ解析のための、あらゆるセンサのリアルタイムデータの収集・閲覧が簡単にできます。

　Thunderboard(TM)　Sense（SLTB００１A）の価格・納期は、シリコン・ラボ国内販売代理店にお問合せください。ハードウェアの回路図やオープンソースの設計ファイル、モバイルアプリやクラウド型ソフトウェア等は、デベロッパに無償配布され、Thunderboard(TM)モバイルアプリはApp　StoreおよびGoogle　Playから、ソースコードはGitHubからダウンロード入手いただけます。Thunderboard(TM)　Senseに関する詳細情報はhttp://www.silabs.com/thunderboardsense、Thunderboard(TM)モバイルアプリおよびクラウド型ソフトウェアのソースコードは、http://www.github.com/siliconlabsをご参照ください。

　ON　Worldが実施したIoT市場調査では、無線センサ・ノードの年間出荷数は、２０１６年の６億８千万個から２０２１年までに２５億個に達すると予測されています。これらのノードの大多数はZigBee(R)、Thread、Bluetooth(R)、Wi−Fi(R)といった短距離無線技術を使ってクラウドに接続されます。必要なものすべてを備え、使い方も簡単なThunderboard(TM)　SenseやThunderboard(TM)　Reactといった開発キットを使うことで、スキルレベルを問わず、すべてのデベロッパが家庭やオフィス、スマートシティ、スマートグリッド、輸送、農業、アセット・トラッキング等に向けたクラウド接続用無線センサ製品を開発することができます。

　シリコン・ラボのThunderboard(TM)開発キット・ファミリの最新版であるThunderboard(TM)　Senseは、バッテリ駆動型センサ・ノードのクラウド接続に必要なセンサ技術や演算処理技術、各種の接続方式を提供することで、IoTの設計を簡素化します。オンボード・センサがヒトやモノの動き、照明、環境条件等のデータを収集し、それらのデータを無線経由でクラウドに送信します。また、直感操作タイプのAndroidまたはiOS対応モバイルアプリを使い、データ集約やクラウド上でのアナリティクス用としてデベロッパ自身のモバイル端末上にデータを表示できます。

　シリコン・ラボで、IoTデベロッパ・エクスペリエンス担当ゼネラル・マネージャを務めるRaman　Sharmaは次のようにコメントしています。「Thunderboard(TM)　Senseキットは、センサ・ノードからクラウドまで、革新的でエンドツーエンドなIoTソリューションの開発を奨励することを目的として設計されています。Thunderboard(TM)　Senseキットを使うことで、デベロッパは開発するIoTのすべての要素を合理的に構成できます。また、POC（コンセプト実証）から最終製品へと短期間に移行でき、クラス最高のクラウド解析用ソフトウェアおよびビジネス情報収集プラットフォームを活用した、幅広い無線センサ・アプリケーションの開発を可能にします」

　※リリース詳細は添付の関連資料を参照

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