セキュアブレイン、Web改ざん対策ソリューション「GRED　Web改ざんチェック　Cloud」を発売

セキュアブレイン、３つの検知エンジンで悪意のある改ざんを高精度に検知する
「GRED　Web改ざんチェック　Cloud」を１２月１日より販売開始
Web解析システムを導入企業専用に準備することで、大規模サイトの解析や大量ドメインの一括管理も可能


　株式会社セキュアブレイン（本社：東京都千代田区、代表取締役社長　兼　CEO：新保　勲、以下「セキュアブレイン」）は、Web改ざん対策ソリューション「GRED　Web改ざんチェック」の改ざん検知機能を強化した新製品、「GRED（グレッド）　Web改ざんチェック　Cloud（クラウド）」の販売を１２月１日より開始することを発表します。販売はセキュアブレインのGRED販売代理店より行います。

　Webサイトが改ざんされる被害は依然増加傾向にあります。JPCERTコーディネーションセンター（JPCERT／CC）が２０１６年８月に発表した注意喚起（https://www.jpcert.or.jp/pr/2016/pr160004.html）では、「日本国内の企業・組織のWebサイトがサイバー攻撃の踏み台として悪用されている事例を継続して確認している。」と警告しています。これらの改ざんの多くはWebサイトを閲覧しただけで、マルウェアがダウンロードされてしまう、ドライブバイダウンロードサイトへの改ざんです。改ざんされたWebページにアクセスしても、マルウェアの活動が目に見えることはほとんどなく、Webサイトの運営者も外部から指摘されるまで被害に気付かないケースが多く見られます。企業のWebサイトがドライブバイダウンロードサイトに改ざんされ、ユーザがマルウェアに感染した場合にはビジネスにも大きな影響が及びます。ユーザ保護の観点からも、Webサイトを改ざんから守るために、Webサイトを監視することが、必要不可欠な要素になっています。

　近年のドライブバイダウンロードサイトに改ざんする手法の多くはJavaScriptに対する改ざんであることから、「GRED　Web改ざんチェックCloud」にはJavaScriptの変化をセキュアブレインが開発した独自のアルゴリズムで分析し検知する「スクリプト変化検知エンジン」を実装しました。この検知エンジンにより、誤検知の発生を抑えつつ、悪意のある改ざんを高精度に検知します。また、HTML内の特定タグのsrc属性やhref属性変化を検知する「リンクタグ変化検知エンジン」も追加。さらに監視対象ページにある実行ファイルが、マルウェアと類似した動きをしている場合に警告を行う「表層解析エンジン」も追加し、改ざん検知機能を強化しました。
　また従来のGRED　Web改ざんチェックでは制限のあった大規模サイトやグループ企業、自治体など大量のドメインを一括管理したいお客様には、専用のWeb解析システムをクラウドに準備することで機能提供が可能となりました。

■「GRED　Web改ざんチェック　Cloud」の特長
　●定期的にWebサイトのコンテンツを解析することで改ざんをいち早く検出
　●不正な改ざん検知時に管理者にアラートメールを配信
　●解析結果を定期レポートで報告
　●改ざんページ、改ざん手法に関する詳細レポートを提供（改ざんを検知したソースコードをハイライト表示）
　●監視対象のWebサイト全体に含まれるクロスドメインスクリプトを一括して監視・管理
　●改ざんページを安全なページ（メンテナンス画面）に自動切り替え
　●「GRED　Web改ざんチェック」で監視している、安全なウェブサイトであることを証明する「GRED証明書」を発行
　●JavaScriptの変化を見ることにより改ざんを検知する「スクリプト変化検知エンジン」を実装（新機能）
　●HTML内の特定タグのsrc属性やhref属性変化を検知する「リンクタグ変化検知エンジン」を実装（新機能）
　●監視対象ページにある実行ファイルが、マルウェアと類似した動きをしている場合に警告を行う「表層解析エンジン」を実装（新機能）
　●大規模サイトを専用の解析システムで解析（新機能）
　●監視Webサイトの検索機能により、大量ドメインの一括管理が可能（新機能）

　セキュアブレインは、「GRED　Web改ざんチェック　Cloud」がWeb改ざん対策製品の業界標準になるよう、今後も機能拡張、強化に努めてまいります。

　＊リリース詳細は添付の関連資料を参照


以上

　※記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。