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MSD、クロストリジウム・ディフィシル感染症再発抑制薬「ベズロトクスマブ」を承認申請

2016-11-03

クロストリジウム・ディフィシル感染症再発抑制薬
「ベズロトクスマブ」を承認申請


 MSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:ヤニー・ウェストハイゼン、以下MSD)は本日、クロストリジウム・ディフィシル感染症再発抑制薬「ベズロトクスマブ(遺伝子組換え)」の製造販売承認申請を提出しました。

 クロストリジウム・ディフィシルは抗菌薬投与後の下痢症の原因菌としてあげられる主要な菌種です。クロストリジウム・ディフィシル感染症には軽症の下痢、および偽膜性大腸炎が含まれ、場合によっては致死的な重症に至る例があります(*1)。また、クロストリジウム・ディフィシル感染症は、1度でも再発するとその後の再発率は大きく増加し(*2)、特に重症な基礎疾患や免疫力が低下した患者では再発しやすいと言われています(*3)。

 MSDが今回申請したベズロトクスマブは、大腸に定着するクロストリジウム・ディフィシルの外毒素であるトキシンBに高親和性に結合するヒトモノクローナル抗体です。ベズロトクスマブは、トキシンBのヒト細胞への結合を阻害することでトキシン活性を中和し、抗菌薬投与下においてクロストリジウム・ディフィシル感染症再発を抑制することが期待されます。

 ベズロトクスマブは、米国では2016年10月21日に承認を取得しており、世界各国で開発中です。

 MSDは、重点分野と位置付ける感染症領域で患者さんと医療従事者のニーズに応えていけるよう、革新的な医薬品の開発を進め、早期の製造販売承認取得に向けて取り組んでいきます。

以上

 *1 臨床と微生物 Vol.42 No.5 2015.9 P.385
 *2 臨床と微生物 Vol.42 No.5 2015.9 P.403
 *3 化学療法の領域 Vol. 31 No.1 2015 P.69

■MSDについて
 MSDは125年にわたりグローバルヘルスケアリーダーとして、すこやかな世界の実現を目指し努力してまいりました。MSDはMerck&Co.,Inc.,Kenilworth,N.J.,U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDの詳細については、http://www.msd.co.jpや当社FacebookYouTubeをご参照ください。



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