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昭和電工子会社、飲料缶の少量多品種生産に適した量産ラインを新設

2016-11-02

アルミ缶、少量多品種生産に適した量産ラインの新設を決定
日本初(*)、少量印刷でグラビア印刷に匹敵する高精細を実現


 昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)の連結子会社である昭和アルミニウム缶株式会社(社長:遠藤 政宏、東京都品川区、以下、昭和アルミニウム缶)は、飲料缶の少量多品種生産に適した印刷技術を開発し、同社の小山工場(栃木県小山市)に新印刷方式による生産ラインを新設することを決定しました。来月より着工し、本年12月からの量産を目指します。

 国内の飲料用アルミ缶市場は、毎年200億缶前後で安定的に推移しておりますが、消費者の嗜好の多様化や購買形態の変化から、製品数は増加傾向にあり、飲料缶メーカーでは多種の製品を小ロットで生産するニーズが高まっています。加えて、キャンペーン缶などの限定商品を中心に、写真やグラデーションを多用し高級感を訴求したデザインが増えており、印刷によるデザインの忠実な再現が求められています。アルミ缶業界では、これらの要求に対応するため、水なし印刷やグラビア印刷などの高精細な印刷方式での生産方法が検討されてきましたが、これらの印刷技術は少量多品種印刷には適しませんでした。

 今回当社が開発した印刷技術は、少量多品種印刷に対応するインクジェット方式でありながら、グラビア印刷と同等の600dpiの高精細印刷を実現し、写真やグラデーションなど階調のあるデザインの再現性を向上しました。当社では本印刷方式による試作生産を開始し、品質に一定の評価が得られたことから、今回、量産化を決定したものです。

 新印刷方式による生産ラインは、10万缶程度の少量生産を想定したもので、製版・刷版工程が不要なことから、データ入稿から納品までの大幅な期間短縮が可能です。

 昭和アルミニウム缶は、1971年に日本で初めてビール用アルミ缶を製造販売して以降、常に先進的な印刷・製缶技術を採り入れながら、お客様のニーズに応えてまいりました。引き続き、同社が培ってきた生産技術と品質管理体制により、製品の競争力を高めてまいります。

以上

 *当社調べ

 ※参考画像は添付の関連資料を参照



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