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小野薬品、古典的ホジキンリンパ腫患者でオプジーボを評価した第II相複数コホート単群試験の最新結果を発表

2016-10-29

オプジーボ(一般名:ニボルマブ)が、複数の治療歴を有する
古典的ホジキンリンパ腫の広範な患者群における最新の結果で有望な奏効率を示す


 (ニュージャージー州プリンストン、2016年10月25日)−ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(NYSE:BMY/本社:米国ニューヨーク/CEO:ジョバンニ・カフォリオ)は、古典的ホジキンリンパ腫(cHL)患者においてオプジーボ(一般名:ニボルマブ)を評価した第II相複数コホート単群 CheckMate−205試験の最新の結果を発表しました。コホートC(100例)の結果には、自家造血幹細胞移植(auto−HSCT)の治療前および/または治療後にブレンツキシマブベドチンによる治療を受けたcHL患者が含まれていました。中央値で8.8カ月の追跡期間では、独立放射線評価委員会(IRRC)による評価において主要評価項目である奏効率(ORR)は73%(73例、95%信頼区間:63.2−81.4)となりました。これはauto−HSCTに対するブレンツキシマブベドチンの前治療の時期にかかわらず、全ての患者サブグループで同等でした。Auto−HSCTの治療前にブレンツキシマブベドチンの治療を受けた患者におけるORRは70%(23例、95%信頼区間:51.3−84.4)、auto−HSCTの治療後にブレンツキシマブベドチンの治療を受けた患者においては72%(41例、95%信頼区間:58.5−83.0)、Auto−HSCTの治療前後にブレンツキシマブベドチンの治療を受けた患者においては88%(7例、95%信頼区間:47.3−99.7)でした。オプジーボの安全性プロファイルはこのがん腫においてこれまでに報告されたデータと一貫しており、新たな臨床的に意義のある安全性シグナルは認められませんでした。

 現在、海外においては、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が、膠芽腫、小細胞肺がん、尿路上皮がん、肝細胞がん、食道がん、大腸がん、胃がん、血液がんなどのがん腫を対象とし、オプジーボ単剤療法または他の治療薬との併用療法による臨床試験を実施中です。
 日本では、小野薬品工業株式会社が2014年9月に根治切除不能な悪性黒色腫の治療薬として発売しました。その後、2015年12月に切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん、2016年8月に根治切除不能または転移性の腎細胞がんに対する承認を取得しました。また、ホジキンリンパ腫および頭頸部がんについても承認申請しており、胃がん、食道がん、小細胞肺がん、肝細胞がん、膠芽腫、卵巣がん、尿路上皮がん、悪性胸膜中皮腫、胆道がんなどを対象とした臨床試験も実施中です。

 なお、日本では小野薬品工業株式会社はブリストル・マイヤーズ スクイブ社(およびその日本法人であるブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社)とがん患者さん向けに複数のがん免疫療法薬の共同開発、共同商業化、共同販売促進を含む戦略的提携関係を結んでいます。

 次頁以降にブリストル・マイヤーズ スクイブ社が発表したプレスリリース資料(和訳版)を添付していますので、ご参照ください。

以上

 ※参考資料は添付の関連資料を参照



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